宝物のつくり方 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

子どもって、道端の石ころや木の枝、落ち葉など、大人にはいまいちよく分からないものを「宝もの」として拾うことがあると思います。
娘も、昨年の秋辺りから、その傾向が特に顕著にあらわれるようになりました。
保育園のお散歩で拾ったものは、お便り入れのポケットに入っているのですが、その場で捨てると怒られるので、一旦持ち帰り、娘が忘れた頃にそっと捨てる…の繰り返し。
いつになったらおさまるかなー、てゆうか、なんでそんな熱心に拾う?
ずっとそう感じてましたが、先日、その一端を垣間見ました。

その日は珍しく、自分で小石を握りしめていました。
「それはどこで拾ったの?」と聞いたら、答えの代わりに「○○ちゃんと拾ったの」と返ってきました。
そのときの娘の目の輝きといったら!本当に嬉しくて楽しかったんだなと分かる、キラッキラの目をしていました。
1つの石を二人で見つけたなら、どっちが持つかでケンカにならなかったのかな?と、細かい部分は内心ツッコミが止まりませんでしたが、
少なくとも、子どもがやたらと小石を拾う訳は何となく分かった気分になりました。

まぁなー、大人でも、綺麗な落ち葉とか見つけると、拾いたくなることあるからなー。
そこに「お友だちと」っていう大事な要素が加わると、ものすごい宝物になるんでしょうね。
ただまぁ、そうは言っても何のへんてつもない石ころなので、数日もすれば忘れ去られるのですが。

しかし、入園当初は「お友だち」という認識がなく、てんでバラバラに過ごしていた子どもたちが、
いつのまにかちゃんとお互いを「お友だち」と認識しているんだなぁと、そちらにも成長を感じたヒトコマでした。