最近めっきり、育児ブログの割に娘以外のネタが増えているので、たまには娘の話も。
ずっと、単語といえば「わんわん」と「葉っぱ」しかなかった娘ですが、時々、空耳のように他の単語も飛び出すことが出てきました。
例えば「クック(=靴)」とか「ブー(=自動車)」とか。
そんな中、私に向かって駆け寄りながら「ママ」らしき言葉を発したことがありました。
ハッキリ「ママ」と言った訳ではなかったので私は完全に聞き漏らしており、それに気づいたのは横にいた旦那でした。
私のことを「母」と認識してくれていることはすごく嬉しかったのですが、やはり「ママ」だったかとつい思ってしまいました。
私が幼稚園に通っていた頃は、現在ほど「ママ」が浸透していなかった時代でした。
どちらかといえば、幼稚園でも「ママ」より「お母さん」が主流でした。
それでも、「ママ」と呼ぶ子がいないではありませんでした。
そのため、私も普段は「お母さん」でしたが、その子の真似をして一度だけ「ママ」と呼んでみたことがありました。
ところが母から「我が家に『ママ』はいません。いるのは『お母さん』です」と言われました。
要するに「ママ」ではなく「お母さん」と呼べということなんですが、このセリフにとてつもない衝撃を覚えました。
何せ数十年経った今でも鮮明に覚えているくらいですから、当時の衝撃や如何にという感じです。
ここ数年はわざとふざけて「ママ」と呼ぶこともありますが、私は20歳を過ぎるまで「お母さん」で育ちました。
私自身は外見も性格も、そして何より年齢的に「ママ」よりは「お母さん」と呼ばれた方がしっくりくると思っていました。
ただ、「お母さん」を毎回言うのが面倒で、娘の前ではいつも「母ちゃん」と自分のことを呼んでいました。
ところが、現代は「ママ」が主流です。
保育園はもちろんのこと、お店の方や友人など大抵の方が娘に対して私のことを「娘ちゃんのママ」と呼びます。
こんな時代ですから、娘が私のことを「ママ」と呼ぶのは産まれた時からある程度覚悟していました。
でも実際に呼ばれてみて、どこか残念に思う気持ちもありました。
一番大切なのは娘に母と認識してもらうこと。呼び方は二の次。
頭では分かっていても、まだまだ感覚が追いつきません。
もっと頻繁に呼ばれるようになれば馴染んでくるのかな?
できれば、小学生になる頃には「お母さん」に変えてもらいたいのだけど、上手くいくかな?