娘、誕生。 | 紫苑の徒然日記

紫苑の徒然日記

育児を中心に、日頃感じることを気ままに。

深夜2時ごろ、ふと目が覚めた時に感じた違和感が陣痛の始まりでした。

始めは20分おきとか聞いていたけど、陣痛を自覚した時には既に10分間隔。。
痛みの合間にとりあえず軽食を摂り、顔を洗って歯を磨き、入院の荷物を整理し。
そうこうしているうちに間隔は7分おきから5分おきに。
夜も明けたため病院に連絡し、すぐに来てとの返事に向かいました。

私自身が小柄なのに対し、子どもの推定体重は3,000g超え。
帝王切開の可能性を指摘されていましたが、病院で処置室に誘導されてから2時間は経過観察となりました。
痛い痛いと声を上げる私に助産師さんは冷静に「声枯れるし体力を無駄に消耗するから声は出さないで」とアドバイス。
そんなこと言われても無理。元々痛みに弱いタイプだし。
ヒィヒィ言いながら1時間毎に様子を見てもらいましたが一向に生まれる気配はなく。
結局、子宮破裂の危険性を指摘され、緊急帝王切開と相成りました。

正直、処置室に入ってから分娩台に上がるまでの記憶はほとんどありません。
分娩台に上がり、背中に麻酔を打ち、程なく効果が表れたのですが、その頃には疲れと眠気で意識は朦朧。

必要最低限の切開で子どもを引っ張り出す訳なので、自分の皮膚もつられて引っ張られます。
痛くはないけど何とも言えない感覚をそのままお医者様に伝えたところ「今出てきてるから。早く会いたいでしょ?頑張って」と。
ところが私は既にくたびれていたので「特にそういうのは…無事に出てくればどうでもいいです」とのたまってしまい、お医者様の苦笑いをいただきました。

そうこうしているうちに産声が聞こえました。助産師さんが抱えてきた子どもを見た第一印象は
「思いの外毛がしっかり生えた…猿?いや、宇宙人?」
でした。感動もへったくれもない。「赤ちゃんと言う割に色白だなー」とも思いましたが。

麻酔で動けないのでカテーテルが入り、暫く寝ていました。
麻酔が切れてからは痛くて仕方なかったですが。
とにかく熱が上がり、アイスノンをいただいてしのぎました。
両家の両親も駆けつけてくれ、みんなで母子健康に終わった出産を喜びました。


それから退院までも色々あったのですが、それはまたの機会に。