やみにきらめくおまえの光、
どこからくるのか、わたしは知らない。
ちかいとも見え、とおいとも見える、
おまえの名をわたしは知らない。
たとえおまえがなんであれ、
ひかれ、ひかれ、小さな星よ!
(アイルランドの旧い子どもの歌より)
どこからくるのか、わたしは知らない。
ちかいとも見え、とおいとも見える、
おまえの名をわたしは知らない。
たとえおまえがなんであれ、
ひかれ、ひかれ、小さな星よ!
(アイルランドの旧い子どもの歌より)

『モモ』/ミヒャエル・エンデ(岩波少年文庫)
~時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語~
~時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語~
友人のプレゼント。
普段あまり翻訳ものは読まないけれど
どんな話か気になっていることを話したら
プレゼントしてもらいました♪
どんな話か気になっていることを話したら
プレゼントしてもらいました♪
だいぶ前に読み終わってたんだけど
相当レビューが遅れました。(笑)
相当レビューが遅れました。(笑)
他にもそんな本が多数・・・
ぼちぼち記録したいところです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちっちゃい少女、モモをとりまく不思議な世界。
とっても大事な仲間との平和な世界をぶち壊す事件が起きてしまいます。
すばらしく想像力を掻き立てるストーリー。
ファンタジーワールド☆
でも、それだけではない、
もっと本質的なメッセージを発信している。
もっと本質的なメッセージを発信している。
文中ではもちろん、自分でも明確な答えは存在しないけれど
何かの指針となるのでは。
何かの指針となるのでは。
大人こそが読むべき童話だと思いました。
時間とは、人生とは、幸せとは、、、?
「時間を大切にする」ってどういうことだろう。
時間の無駄を省くこと?
現社会では、無駄がないことも大切。
でも「無駄な時間」っていうものは、ないんじゃないか??
楽しいこと、夢中になること、夢見ること・・・
例えそれがどんなに遠回りでも
それは何かにつながるし
もっと心を満たす時間を大切にしたいと思わされました。
それは何かにつながるし
もっと心を満たす時間を大切にしたいと思わされました。
できるだけ自分の心に素直でいたいですね。
登場人物は非常にユニークで
挿絵がほとんどないがゆえ、とてもイメージが膨らみます。
挿絵がほとんどないがゆえ、とてもイメージが膨らみます。
読んだみなさんのイメージを壊さぬよう
わたしの思う像は心にしまっておきます。
わたしの思う像は心にしまっておきます。
この本の「読書感想画」を募集したら
まったく違う絵がいっぱい集まるとおもいますね(笑)
まったく違う絵がいっぱい集まるとおもいますね(笑)
やってほしー!!
ところでこの話は。
過去の話?
それとも・・・未来の話!?
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(p.52)
「道路掃除のベッポはゆっくりと、でも着実にやりました。ひとあし進んではひと呼吸し、ひと呼吸ついては、ほうきでひと掃きします。・・・よごれた道路を目のまえに、きれいになった道路をうしろにして、こうしてすすんでいるあいだに、とても意味ぶかい考えが心にうかんでくることがよくありました。」
「道路掃除のベッポはゆっくりと、でも着実にやりました。ひとあし進んではひと呼吸し、ひと呼吸ついては、ほうきでひと掃きします。・・・よごれた道路を目のまえに、きれいになった道路をうしろにして、こうしてすすんでいるあいだに、とても意味ぶかい考えが心にうかんでくることがよくありました。」
(p.71~78)
ジジとモモのストーリー・魔法の鏡
『むかし、むかし、モモといううつくしいお姫さまがありました。・・・
ジジとモモのストーリー・魔法の鏡
『むかし、むかし、モモといううつくしいお姫さまがありました。・・・
(p.236~237)
『・・・人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。・・・』
『・・・おまえじしんは、おまえの生きた昼夜と年月すべての時間をさかのぼってゆく、と。人生を逆にもどっていって、ずっとまえにくぐった人生への銀の門にさいごはたどりつく。そしてその門をこんどはまた出ていくのだ。』
『そこは、おまえがこれまでになんどもかすかに聞きつけていたあの音楽の出るところだ。・・・』
『・・・人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。・・・』
『・・・おまえじしんは、おまえの生きた昼夜と年月すべての時間をさかのぼってゆく、と。人生を逆にもどっていって、ずっとまえにくぐった人生への銀の門にさいごはたどりつく。そしてその門をこんどはまた出ていくのだ。』
『そこは、おまえがこれまでになんどもかすかに聞きつけていたあの音楽の出るところだ。・・・』
(p.276)
「・・・子どもたちは、ほかのあることをわすれてゆきました。ほかのあること、つまりそれは、たのしいと思うこと、むちゅうになること、夢見ることです。」
「・・・子どもたちは、ほかのあることをわすれてゆきました。ほかのあること、つまりそれは、たのしいと思うこと、むちゅうになること、夢見ることです。」