
『サヨナライツカ』/辻仁成(幻冬舎文庫)
来春、映画化らしい。(たぶん映画はみないけど。笑)
辻さんがミポリンと結婚する時期に書かれたもの。
話の設定としては良いけど、
心にグンッとくる言葉が少なかったかな。。。
心にグンッとくる言葉が少なかったかな。。。
人生、安定がいいか、破天荒がいいか。
「笑顔を拵える」
作り出す意味合いで「拵える」という言葉を使うことが多かったのと
これで「こしらえる」と読むのを初めて知った(笑)
これで「こしらえる」と読むのを初めて知った(笑)
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冒頭・詩より
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す」
p.208
「人生は取り返しがつかないものであり、ならばこうして現れた偶然の邂逅は神の悪戯だと思うしかないのだろう。いや、偶然こそ人生にいつだって意味の色を投げつけるものなのである。つまり偶然とはあらかじめ予定されていたことを意味した。」
「人生は取り返しがつかないものであり、ならばこうして現れた偶然の邂逅は神の悪戯だと思うしかないのだろう。いや、偶然こそ人生にいつだって意味の色を投げつけるものなのである。つまり偶然とはあらかじめ予定されていたことを意味した。」