『別れぬ理由』／渡辺淳一

『別れぬ理由』／渡辺淳一（新潮文庫）

渡辺淳一って
『失楽園』とか、最近なら『鈍感力』で有名な人ね！

読んだ順番が悪かったかな・・・

この前に感動的な三島作品を読んでいたから
すんなり読めたものの、中身が軽く思えてしまった・・・

なんだか身勝手な解釈のこの修平という旦那。
自分は浮気くらい良いけど、妻があやしくなってくると嫉妬と嫌悪を抱く。

案外、誰でもそう思うもんかもしれないね？
自分に甘いもんです。

でも結局はみんな帰着するところを求めている、というか
長年築いた本来の家庭に習慣付いている。
しかたないのと、そこが最終的には落ち着きの場である。

もしそこを打破するとすれば
そのエネルギーは相当なものなんだろうね。
私にはまーったくわからないけど。

私的には、お互い様ならこういうスタンスもありなんじゃない、というお話でした。

一人娘の弘美の親の中間に立っている姿だけは良かった。
そして同感。
私も一人娘だから、気持ちはわかる。（※両親は仲はいいです）

物足りなくなって、三島の『美徳・・・』を３回目読みました。
やはり良い!!

良い文章がありすぎて、ここにツラツラ書きたいくらいだわ。

今までまったく本など読まなかった私が
昨年末から読書をし始めて、もう４月。

このペースなら
趣味＝読書いけるかも！？

高校時代の国語嫌い。
その頃の現代文の成績からして、こんな姿は想像できませんでしたねぇ！

あ・・・調子にのると、すぐダメになるので
この辺にしておこう（笑）

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