先週の重賞回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

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こんにちは。

結城です。


先週の重賞は波乱が多かったですね。




デイリー杯2歳ステークス


1着テイエムイナズマ

2着クラウンレガーロ

3着マイネルエテルネル

4着コレクターアイテム

5着カオスモス


12.4-11.3-12.0-12.2-12.5-11.7-10.9-11.7

勝ったのは6番人気テイエムイナズマ。

逃げ切りでの勝利。

ラスト2Fで10秒台のラップを記録し、後続を突き離すとそのまま押し切ってしまいました。


2、3着には小倉2歳S組の2頭。

ただ、今年は例年よりレベルが低い印象。


1000万クラスの芝1800mで1分45秒台の時計が出る高速馬場でしたが、

デイリー杯の勝ち時計は1分34秒7。

どの馬も速い上がりを使っているのでもう少し短縮できる力はありそうですが、

やはり物足りないラップタイムでした。


その中でダントツの33.2秒の上がりを使ったコレクターアイテムは評価したい。

敗れてはいますが、他のメンバーに比べ一段上の能力があるように思います。

次走期待。




毎日王冠


1着-カレンブラックヒル

2着-ジャスタウェイ

3着-タッチミーノット

4着△リアルインパクト

5着△ダノンシャーク


12.7-10.8-11.0-11.5-11.8-11.8-11.5-11.7-12.2

まさのかの無印馬3頭での決着。

ペースは想定通り速くなりました。

しかし、勝ったカレンブラックヒルはこのペースを先行しての押し切り。

離れた3番手ではありましたが、楽なポジションではありませんでした。

未知数ということで切ってしまいましたが、このパフォーマンスを見せられたら能力の高さを認めざるを得ません。

すでに間違いなく古馬G1を勝てるレベルの能力があります。


2着にも3歳馬。ジャスタウェイ。

夏を越えて大きく成長してきましたね。

このメンバーで、この走破時計で2着に来るのはしっかりとした能力があるからこそ。

決してフロックではありません。


3着にタッチミーノット。

こちらはジャスタウェイ以上に驚きました。

6歳馬ですが、明らかにパフォーマンスが上がっている。

年齢的に成長は考えにくいので、距離適性か。

古馬になってからは初の2000m未満の距離。

もしかしたら適性がマイル寄りの馬なのかもしれませんね。


他の人気馬は揃ってコケてしまいましたが、折り合いを欠いていたりハッキリとした敗因が見えているのでそれほど心配はないでしょう。


明るい兆しが見えたのがサンライズプリンス。

上がり33.4秒を使い、走破時計は1分45秒台。

着順こそ10着ですが、復調気配。次走は大いに期待。




京都大賞典


1着メイショウカンパク

2着オウケンブルースリ

3着ギュスターヴクライ

4着フミノイマージン

5着フォゲッタブル


12.6-11.0-11.2-12.5-12.2-11.7-12.3-12.5-12.1-11.4-11.6-12.3

伏兵メイショウカンパクが勝ったレースですが、走破時計は2分23秒4と非常に速く、

レベルの高いレースでした。

メイショウカンパクは2000m前後の距離ではG3で善戦できるレベルだったので、

このパフォーマンスには少し驚きました。

この馬は長い距離が合いそうだ。


2着にオウケンブルースリ。

復活ですね。

ペースも速く、並の馬では好走できないレースだったので、

ここで好走できたということは完全復活と見ていいと思います。

今秋は久々に期待できるかも!


3着はギュスターヴクライ。

やはりこういったスタミナ勝負のレースには強い。

最後は差されてしまいましたが、強さは見せました。


4着にフミノイマージン。

強力な牡馬を相手にこの結果なら及第点。

エリザベス女王杯に向けて悪くない結果だと思います。




それではまた!