先週の重賞回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

ラップ分析家「結城智晴」

ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。

結城です。


先週は渋った馬場、新中京競馬場のお披露目週ということもあって、

かなり難しい馬券ばかりでしたね・・・。

私も先週はサッパリでした^^;



オーシャンステークス


1着ワンカラット

2着グランプリエンゼル

3着ベイリングボーイ

4着カレンチャン

5着ジョーカプチーノ


11.9-10.4-11.1-11.4-11.6-12.8


かなり時計の掛かる馬場だったので、これは完全にハイペース。

差し有利のレースでした。

その影響で14番人気のベイリングボーイが最後方から追い込んで3着。


カレンチャンはそのベイリングボーイに差されて4着。

しかし、通過順位が4-6なので上位馬の中では最も前にいました。

それで4着なら負けて強しの内容。

この敗戦は何ら気にすることはありません。


2着にグランプリエンゼル。

こちらは重馬場をかなり得意とする馬。

先週のような馬場ならば必ず警戒しなければいけない馬ですね。


勝ったのはワンカラット。

最近は調子を落としていましたが、やっと復活しましたね。

内容も優秀でこの先が楽しみです。




チューリップ賞


1着ハナズゴール

2着エピセアローム

3着ジョワドヴィーヴル

4着ジェンティルドンナ

5着スピークソフトリー


12.7-10.9-12.1-12.3-12.2-12.2-11.3-11.8


このレースも波乱。

ジョワドヴィーヴルは3着に敗れました。

こちらは良馬場発表でしたが、ジョワドヴィーヴルの上がり34.8と走破時計1.36.0はつり合わない。

明らかに時計の掛かる馬場でした。


阪神JFでは同じような馬場をこなしているので大丈夫だと思っていましたが。

休み明けの影響でしょうか。

エピセアロームは阪神JFとほとんど同じパフォーマンスをしているので、

この馬を物差しにするとジョワドは相当パフォーマンスを落としてしまっています。


ハナズゴールは強かったですね。

ラストも11秒台で余裕残し。

しかしこの馬場なので走破時計が1.35.5と遅く、本番に直結するかはわからない。




弥生賞


1着-コスモオオゾラ

2着-トリップ

3着▲アーデント

4着-ソルレヴァンテ

5着-エキストラエンド


12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0


こちらも大波乱でしたね・・・。

まず、ペース。

先行馬が揃っていたので速くなる想定だったのですが、超スロー。

ならば前残りか、と結果を見てみるとそうでもありません。

時計の掛かる馬場への対応力も着順に大きく影響を与えているので、

単に前に行った馬だけでは決まっていません。


というように、非常に複雑な結果となっています。


コスモオオゾラは強かったですね。

共同通信杯で切れ負けしているように、本来スローペースを嫌うタイプ。

今回は馬場に助けられましたね。

いくら弥生賞を勝ったとはいえ、本番のメンバーと馬場によっては完全切りもあるかも・・・。


アダムスピーク、フェノーメノはパッとしませんでしたね。

しかし確実に力のある馬なので、馬場による影響が大きかったのだと思います。

次走改めて注目。

アダムスピークは皐月賞、フェノーメノは毎日杯やダービートライアルあたりでしょうか。



中日新聞杯


1着-スマートギア

2着-ダンツホウテイ

3着○ダノンバラード

4着-ヒットザターゲット

5着△エーシンジーライン


12.9-11.3-12.9-12.8-12.7-12.0-11.9-12.2-11.4-12.1


今週の重賞4レースは1番人気が1頭も連対しないという、波乱週でした。


中京も発表は良でしたが、時計はかなり掛かっていましたね。

このレースの中盤ラップを見るとかなりのスローに見えますが、

上がりもかなり掛かってしまっています。


勝ったのはスマートギア。

末脚一閃、お見事でした。

やっとのことで重賞初制覇。調子も上向きのようですね。


2着にダンツホウテイ。

小倉大賞典では上がり最速で追い込み、内容のある競馬をしていただけに

今回押さえられなかったのは悔いが残ります・・・。

言い訳をすると2000mの実績がなかった、ってことなんですが・・・反省します笑


ダノンバラードは馬券に安定して絡むのですが、どうも勝ちきれませんね。



それではまた!