宝塚記念回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

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ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。

結城です。


驚きました、宝塚記念。

速い時計が出る馬場であることは10レースまでのラップタイムからわかっていましたが、

まさか2分10秒1という時計が出るなんて。


タップダンスシチーのレコードを一気に0.8秒も更新。

前半に10秒台のラップを二つ刻んでいるので、

前は潰れるだろうと思ってレースを見ていました。

ですが・・・。



宝塚記念


1着-アーネストリー 

2着◎ブエナビスタ

3着△エイシンフラッシュ

4着-ローズキングダム

5着▲ルーラーシップ


12.3-10.5-10.8-12.7-12.4-12.1-12.1-12.0-11.5-11.7-12.0


勝ったのは道中2番手を進んだアーネストリー。

道中で緩んではいますが、2F目&3F目に刻んでいるラップを考えるとハイペース。

このラップの中を2番手からあれだけ伸びるアーネストリーは強いの一言。


世間的にはブエナビスタとアーネストリーの勝負付けは済んだ、と思われていたでしょう。

私もそう思っていました。

しかし、この2頭の今までの対決はどれも渋った馬場でのものでした。

パンパンの良馬場での対決は今回が初。

アーネストリーは良馬場でのパフォーマンスの方が高いのかもしれません。

色々な角度から分析してみたいと思います。


ブエナビスタは最速上がりで追い込むも届かず。

このペースの中を上がり34秒台でまとめてくるところはさすが。

しかも上がり時計の出にくい内回りコースでです。

エイシンフラッシュも然り。


ローズキングダムは無印にしてしまいましたが、4着。

毎レースパフォーマンスのレベルを変えていて、どうも能力が読めない馬です。

「相手なりに走る」という言葉が一番合うのかも。


ルーラーシップは4着から3馬身離れた5着。

この差は決定的。

高速馬場は向かないのでしょう。

馬場が荒れてくる年末の中山で行われる有馬記念や、

力のいる馬場の海外がやはり活躍の舞台として最適か。


おっ!と思ったのはダノンヨーヨー。

このメンバーで7着なら中距離でも十分やれそうですね。

陣営にとっては大きな収穫なのではないでしょうか。



それではまた!