NHKマイルC回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

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ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。

結城です。


本日はNHKマイルCの回顧です。


1着△ダノンシャンティ

2着▲ダイワバーバリアン

3着△リルダヴァル

4着◎サンライズプリンス

5着-キョウエイアシュラ


12.1-10.4-10.9-11.4-11.5-11.5-11.6-12.0


走破時計は1分31秒4。

レースレコードどころか、芝1600mの日本レコードです。

とんでもないタイムが出ましたね。


大方の予想通り、エーシンダックマンとコスモセンサーが飛び出していきレースがスタート。

本命のサンライズプリンスもコスモセンサーと並んで出て行き、「おっ」と思いました。

切れ味ではなくスタミナを武器にするタイプの馬なので積極的な競馬は合っています。


ここまでは良かったものの、ペースが速すぎ。

最初の3Fはまるでスプリント戦。

馬場はかなり良かったのでちょっと補正が必要そうですが・・・。

それに加えて、中盤も11.4-11.5とほとんど緩まず。

これでは先行馬は壊滅して当たり前、というラップタイムでした。

ハイペースは想定していましたが想定をはるかに上回るペースになってしまいました。


しかし、サンライズプリンスは4着。

先行してこの着順は素晴らしいですね。

やはりスタミナは豊富です。

レース内容ではこの馬が一番ではないでしょうか。


勝ったダノンシャンティも強かったです。

ほぼ最後方にいたとはいえ、このペースなら後方でもある程度スタミナは消耗するはず。

タイム差、上がりから計算すると残り600mの地点で先頭から1.6秒差の位置。

この馬が刻んだラップはあくまで推測ですが、

12.8-10.8-11.3-11.5-11.5-11.3-10.8-11.4

これに近いものだと思います。

後方でも中盤は緩んでいないと思います。

それでいて33.5の末脚が使えるのですから凄いです。

スタミナはこのレースを見るまでは未知数でしたが、かなりのものを持っていそうですね。


ダノンシャンティ、サンライズプリンスこの両頭のパフォーマンス、そしてこのハイペース、

距離は違いますが08年秋天のカンパニーとダイワスカーレットにかぶりますね。

この二頭は世代トップクラスの力があることは間違いないでしょう。

サンライズプリンスは4着に敗れたから次走で評価を落とす、

なんてことは絶対にしてはいけないですよ。


パフォーマンスの高さ順に並べると、


1位サンライズプリンス

2位ダノンシャンティ

3位ダイワバーバリアン

4位リルダヴァル

5位レト


このようになると考えています。

1位2位の2頭はすでに古馬G1でも戦える力があります。


それではまた!