「宗教は、アヘンより恐ろしい」といわれます。つまり、悪徳の宗教団体に入会し、マインドコントロールされると、アヘン中毒にかかったときより恐ろしいということです。
お布施をしないと救われないとか、悪い霊に憑依されているので、高額な壷を買いなさいといわれて、財産を全て取り上げられたりします。悟っていない教祖が自分の考えで、間違った教えを広めるため、今の日本は、悪徳の宗教団体が数多く存在します。
こんなにお布施をしているのに、何年も修行しているのに救われない、幸せになれないのは、宗教の仕方が間違っているためです。
今こそ、ゴーダマ・シッタルダー(仏陀)の教え、原点に帰ることが大事と思います。
仏陀は、コーサラ国のカピラ・バーストの王子として生まれました。しかし、生後一週間で母親が亡くなるなど、人生に無常を感じて、生老病死の苦しみを解脱するために、城を飛び出し、修行の旅に出ます。
約5年と数ヶ月間、山中において厳しい肉体行をしたが、だんだん身体はやせ衰えて骨と皮だけの状態になりました。このままだと肉体が死んでしまう。果たしてこれが修行だろうかと悩みながら、朝早くネランジャラ河の岸辺を歩いていると、美しい天女のような声で歌う民謡が聞こえてきました。
弦の音は 強く締めれば 切れてしまい
弦の音は 弱くては 音色が悪い
弦の音は 中程に締めて 音色が良い
弦に合わせて 踊れよ 踊れ
歌に合わせて 踊れよ 踊れ
仏陀は、「弦の音は中程に締めて音色が良い」という歌詞にはっとし、今までの生活や考え方の偏りが不調和を生み出し、自分自身が苦しみを作っていたことに気付きました。「中道」を悟った瞬間でした。
仏陀は幸せな気持ちになり、民謡を歌っていた娘に近づき、お礼を言うと共に、娘の差し出す牛乳を美味しくいただきました。偏った食事も生活も、怒り、妬み、嫉妬、高慢、欲望などの心も全て中道から外れています。
毎日を反省して、偏りの無い生活を実践していくことが、本当の修行です。
また、仏陀は、中道を歩んでいくための心の物差しとして「八正道」を悟り、「宇宙即我」の境地に達することができました。
「八正道」とは正見、正語、正業、正命、正思、正進、正念、正定です。
正しく見る
正しく語る
正しく仕事をする
正しく生活をする
正しく思う
正道に精進する
正しく念ずる
正しく反省する
仏陀は、悟りを開くことができ、幸せな気持ちのまま、目の前の湖に飛び込んで自殺をしようとしました。
しかし、神様から人々を幸せにしていくことが使命であるといわれ、中道・八正道の教えを広めていったのが仏教の原点です。
その後、中国へ伝わり、難しい仏教哲学などの学問に変わったり、漢文になり、日本に伝わりました。
そして、現在のように仏像を拝み、お経を唱えるだけで救われるといった、仏陀の教えから大きく外れた仏教になってしまいました。
「南無阿弥陀仏」とは、仏陀の法に帰依しなさいということです。つまり、仏陀の教えのとおり生活すと幸せになりますということです。
自分の行動を反省しないまま、お経を唱えても救われません。
仏教の原点は、他力信仰ではなく、自力信仰です。
仏像を拝むこともなく、お布施の必要もありません。
悩みや苦しみの原因を追求していくと、殆どが自分に原因があることが分かります。
中道・八正道を実践し、丸い豊かな心で生活していくことが、幸せな人生を送ることになります。