あなたは野戦で戦えますか? | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

あなたは野戦で戦えますか?

こんにちは、イナミネです。

ゴールデンウィークも後半になりましたね。せっかくの長い休み、自分なりのテーマをもって、すごしたいものです。

さて、震災はいろんな教訓を残しましたね。

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一番、私の記憶に残ったのは、非常事態の時の態度がとれなくなっている、ということです。

曽野綾子という女流作家がいます。

この方は、財団法人のトップとしてさまざまな海外支援に携わっており、まともに医療施設のないアフリカの病院や貧しい村での支援活動に従事していました。

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彼女によれば、こういうところでは、電気もガスもないのは当然で、水も汚く、薬もない、まともな医療器具もない。

それどころか政府は腐敗していて、救援物資を送ったつもりでも、途中で政府高官が横取りするのが当然。

そういう国の方が、日本のような法治国家よりもはるかに多いといいます。

日本にとっては、そんな情況は非日常ですが、世界では日常のようです。

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非日常におちいったとき、日本人はどうしたか。

ひたすら、支援の来るのをまっていたり、電気がつくのをまっていたり。

貧困国では、そこらの瓦礫を燃やして、火をつけます。石を集めてきてなべを拾って煮炊きを始めます。

低体温症や、暖かい食べ物が無ければ、手当たり次第に燃やして暖をとればいい。

医者がいなければ、無免許でも、多少の医療知識のある人が手当てをします。

被害が大きいところと、小さいところでは、物資の配給状態も違います。物流が途切れているのでやむをえないのです。

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これは、サバイバルの情況であり、野戦であり、ゲリラであり、原始時代にもどったのです。

そうなれば、その情況で判断して、物事を進めるしかありません

日常と同じ、ように携帯が繋がり、電車が時間通りに来るのではない。水も食べ物も、電気も、燃料もどうなるかわからない状態での動き方。

日本政府も、どこかの国が寄贈してくれた毛布が規格に合わないからといって、受け取りを拒否したようなこともあったそう。

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サバイバル時代に、日常のルールでしか生きられない人は、助かりません

仕事でも非常時には、携帯がないと、電車がうごかないから、などという状態を切り抜けられなければ助からないかもしれません。

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企業の運営の考え方に、BCP(business continuity plan)なるものが脚光を浴びているそうです。

つまり、非常時に事業運営を続けていけるようにするかの備えをするというものです。

個人の仕事にも、野戦の発想があれば、非常時に耐えていけるのです。


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