ビジネス英語、実はカンタン
こんにちは、イナミネです。
相変わらず英語に関する関心は高いですね。
放漫経営でつぶれた英会話学校はありましたが、今でも英会話の広告はあちこちにあるし、英会話上達のノウハウ本もベストセラーになります。
供給側から見れば、ニーズも高く、儲かる商売であることは相変わらずのようです。
英語がペラペラだとカッコイイ、という幻想が商売の種だったりしますね。
■■■
そんな、英会話であまり語られることの無い事実ですが、
実は、英会話のなかで、ビジネスで使う英語が一番カンタンです。難しいのは日常の雑談。
なぜならビジネス英会話には、
・単語に関しては、コスト、納期、品質など、いつも使っている言葉を英語に置き換えるだけ
・議論の対象も、コストを下げろ、納期を短くせよ、品質や機能をあげよ、で日本の場合と同じ。
・対話する相手も、たいてい同じ業界なので、商習慣や話題が似ていることが多く、関心事も似ている。
・商売なので、相手もこちらの話を聞き取ろうとする。
などといった、特徴があるからです。
■■■
一方、日常会話は難易度は高いです。
・単語は、日常でてくるもの以外に、最近の映画であったり、その国で話題の人物であったり、固有名詞も含めて幅広く使われる。
・議論の対象は無限。文化や風俗、生活習慣などの差異で話が合わなくなる。
・対話する相手は、さまざまで、素性は知っていても、関心事の差は大きい
といった違いがあります。
もちろん、ビジネス英会話のような真剣さはないので、話がかみ合わなくても問題は少ないのですが。
■■■
真剣なビジネス英会話では、結論としての約束事が決められて終わります。
したがって、英語が不得手な場合には、会話がきちんと成立しているか、ホワイトボードやノート、メモなどで、見せるなどの工夫が必要です。
変な約束をしたり、約束をしたことがわからなかったりではまずいですから。
基本的な注意事項として、
・シンプルな英語で、お互いわかる用語で話す。
・数値や期限など、重要な点は板書するなどで、確かめ合う。
・約束事項は互いに、最後にまとめて確認する。
などの工夫をすることで、一応の対話は成立します。
したがって、実務能力が高ければ、そこそこの英単語などでも会話は成立してしまうのです。
■■■
もちろん、ビジネス英会話が比較的易しくても、いつまでもヘタでは相手も嫌になるので、上達は必要です。
また、ブロークンな英会話で許されるのは、すべての場面ではありません。
たとえば、海外で売り込みをしようとすれば、それなりの英語力は必要になります。
こっちが買う側ならば、相手は一生懸命聞いてくれます。
でも、売る側ならば、うるさがられるので、対話に工夫がいるのは日本も同じですね。
また、巨額のビジネス交渉や、法律的な案件はたどたどしくては話になりません。
第一、あまりに英会話能力が低ければ、海外案件の出番もないでしょうし。
■■■
結論として、英語、もしくは英会話の位置づけは、実務能力より上ではありません。
実務を磨きつつ、必要に応じて英語へ投資しましょう。
いきなり、何十万の英会話スクールもいいですが、NHKのラジオやテレビも悪くないですよ。
<関連記事>
・英会話能力は、スキルアップに必須?
相変わらず英語に関する関心は高いですね。
放漫経営でつぶれた英会話学校はありましたが、今でも英会話の広告はあちこちにあるし、英会話上達のノウハウ本もベストセラーになります。
供給側から見れば、ニーズも高く、儲かる商売であることは相変わらずのようです。
英語がペラペラだとカッコイイ、という幻想が商売の種だったりしますね。
そんな、英会話であまり語られることの無い事実ですが、
実は、英会話のなかで、ビジネスで使う英語が一番カンタンです。難しいのは日常の雑談。
なぜならビジネス英会話には、
・単語に関しては、コスト、納期、品質など、いつも使っている言葉を英語に置き換えるだけ
・議論の対象も、コストを下げろ、納期を短くせよ、品質や機能をあげよ、で日本の場合と同じ。
・対話する相手も、たいてい同じ業界なので、商習慣や話題が似ていることが多く、関心事も似ている。
・商売なので、相手もこちらの話を聞き取ろうとする。
などといった、特徴があるからです。
一方、日常会話は難易度は高いです。
・単語は、日常でてくるもの以外に、最近の映画であったり、その国で話題の人物であったり、固有名詞も含めて幅広く使われる。
・議論の対象は無限。文化や風俗、生活習慣などの差異で話が合わなくなる。
・対話する相手は、さまざまで、素性は知っていても、関心事の差は大きい
といった違いがあります。
もちろん、ビジネス英会話のような真剣さはないので、話がかみ合わなくても問題は少ないのですが。
真剣なビジネス英会話では、結論としての約束事が決められて終わります。
したがって、英語が不得手な場合には、会話がきちんと成立しているか、ホワイトボードやノート、メモなどで、見せるなどの工夫が必要です。
変な約束をしたり、約束をしたことがわからなかったりではまずいですから。
基本的な注意事項として、
・シンプルな英語で、お互いわかる用語で話す。
・数値や期限など、重要な点は板書するなどで、確かめ合う。
・約束事項は互いに、最後にまとめて確認する。
などの工夫をすることで、一応の対話は成立します。
したがって、実務能力が高ければ、そこそこの英単語などでも会話は成立してしまうのです。
もちろん、ビジネス英会話が比較的易しくても、いつまでもヘタでは相手も嫌になるので、上達は必要です。
また、ブロークンな英会話で許されるのは、すべての場面ではありません。
たとえば、海外で売り込みをしようとすれば、それなりの英語力は必要になります。
こっちが買う側ならば、相手は一生懸命聞いてくれます。
でも、売る側ならば、うるさがられるので、対話に工夫がいるのは日本も同じですね。
また、巨額のビジネス交渉や、法律的な案件はたどたどしくては話になりません。
第一、あまりに英会話能力が低ければ、海外案件の出番もないでしょうし。
結論として、英語、もしくは英会話の位置づけは、実務能力より上ではありません。
実務を磨きつつ、必要に応じて英語へ投資しましょう。
いきなり、何十万の英会話スクールもいいですが、NHKのラジオやテレビも悪くないですよ。
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