ビジネス文章で「~かも」は許されるか? | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

ビジネス文章で「~かも」は許されるか?

こんにちは。イナミネです。

メール、ブログ、セールスレター、。。文章力で差がつく時代です。

水嶋ヒロやハリーポッターのように売れる小説を書くのは特殊な才能かもしれません。

しかし、意見や説明をする文章を書くのは、誰にでもできます。

もしくは、誰でも書かされる可能性があります。

であれば、書けるようになっておきましょう。


文章はメッセージです。

メッセージは人に伝えて、人に動いてもらうもの。

あまり、仕事の中では言われませんが、人はリクツではなく、感情で、反応します。

少なくとも文章を読むかどうかは、タイトルに対する「興味」という感情の一部が反応して動き出します。


そんな感情に訴えるときに、文章のスタイルで必要なのは、

言い切ること。

「~かもしれない」「のようだ」「らしい」という表現を多く使う人がいます。

これは、感情に訴えるときにマイナス。

自分の意見に自信がなさそうだからです。

自信が無さそうな意見に対して、スポットが当たることはありません。

少なくとも仕事の場ではそうです。


技術者の人は、自然科学では100%ということはありえないことを知っていますから、断定調の言葉を嫌がります。

また、突っ込まれる心配を常にする人も、言い切りたがりません。

しかし、「~である」と言い切ってしまうことで、読み手は強い印象を持ちます。

自信を感じて、それを元に行動を始めます。

ウソはだめですが、一般論として正しければ、言い切ってしまう。

突っ込まれてもそこから対話が始まると考えて、エイヤ!と言い切ってしまう。

そんな文体を心がけましょう。



話し言葉では「~かも」「たぶん」という言い方を乱発する人がいます。

突っ込まれて責任を取りたくない心理が見え隠れしているように感じてしまいます。

でも、仕事で成果をだすには、言い切る。その背景でしっかりウラをとる。自信をもつ。

そういう自信のある文体が必要です。



言い切ること。私はディベートでこれを練習しました。

ディベートは、言い切ったことを証拠立て、相手との論争を征する技術だからです。

<関連記事>
 ・読みたくなる文書を書く、シンプルな原則
 ・文章力が、キャリアの分かれ道
 ・ほめられるレポートはこう書く