読みたくなる文書を書く、シンプルな原則 | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

読みたくなる文書を書く、シンプルな原則

こんにちは、イナミネです。

メールやブログ、Webで「文字をよむ」コミュニケーションの多い時代です。

だからこそ、文章力は大切。

ごくごく基本的ですが、重要な文章技術をご紹介します。

1.一文でひとつのことを述べる。できなければ文を分ける。

2.主語と述語は近づける。

3.「~のようだ」「~可能性がある」などあいまいな表現はできるだけさける

4.トピックは整理して、同じようなものはまとめる。


例をひとつだけ。

「特に、重要なことは上司への報告だったが、先月の急激な売り上げの落ち込みで、報告に躊躇して、日々対処におわれていたが、全体的な改善を進言することを決心し、不安顔のメンバーをあつめて、腹案とともに開いた対策会議をもとに行った報告が、後から考えると重要な意味をもった。」

これはひどすぎると思いますが、似たようなケースはありそうですね。

言いたいトピックは

・上司への報告が重要な転機となった

・報告は、腹案をもとにメンバーとの会議をベースに作成した

・売り上げの落ち込みで、対処に追われていた

の3つに集約されそうです。

これを一文づつにし、間をつなげていくことで、改善されるはずです。


仕事で使う文章は、定型的であり、事実がきちんと伝わればいいものです。

心情を述べたり、読者の心を揺さぶる意図がある小説や詩とは違います。

だからもっとカンタンなはず。

天賦の才はいりません。だれでも学んで、練習すればうまくなります。

だからこその仕事術です。


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