おとぎ話や童話の世界によく出てくる「天国と地獄」。
神様や天使がいる世界と、悪魔や閻魔さまがいる世界のように描かれますね。

仏教やキリスト教、その他の宗教でも、概要は違えど天国と地獄の思想はあります。

天国は理想の世界の象徴、地獄は悪行を犯した者の行き先の象徴ですね。

この二つの世界は、死後の魂の行き先として描かれます。

魂は肉体から離れると一つの意識として残ります。
肉体があれば地球上で色々と学べますが、
肉体を離れれば行く先は、その無くなった時の波動の領域へと導かれ学びます。

だから天国と地獄のような概念があるのです。

天国が夢のような理想の世界でも、地獄が苦に満ちた世界でもありません。
自分の魂の波動が導かれる世界は、亡くなる直前の波動と同じ。
つまり、その時に視えていた現実の世界と同じ波動なのです。


自分の感じていたこの世が、観念で創りだされた世界で
エゴや欲に塗れていたのならば、同じ苦のある世界に導かれます。

逆に、愛や慈愛に溢れ喜びを感じるこの世であれば、
天国と思える波動の世界へと導かれるのです。


今、自分の目の前に広がるこの世の世界は天国ですか?
創りだすのは自分です。

生きてるこの世が天国のように思える世界を創り出すには
自分の心のあり方次第なのです。

Crystal breath

           フリチラリアの花言葉は天上の愛
Crystal breath-おれんじらいん


「神の国は見ゆべき様にては来たらず
『視よ、此処に在り』『彼処に在り』と言うことはできぬ。
視よ神の国は汝らの中に在るのだ」


~ルカによる福音書 17章20・21~

聖書では天国の事を神の国といいます。
その神の国はいつ来るのかという質問に対しイエスは

神の国は見える形では来ない。
ここにある、あそこにあると言うことは出来ないのです。
神の国はあなた方の中(間)にあるのです。と言っています。

「あなた方の中に」それは「私達の心の中にある」ということ。
私達の思いひとつで、今のこの世が天国になるのだということです。

「間」というのは、私達の関係性の事です。
互いを受け入れ許し・愛し合う関係も神の国の現れです。
聖書でいう隣人愛。
そこには自分や他者という隔たりはなく、
全てのものが無条件に愛し愛される関係がありますね。
それも天国の一つだと言うことです。


天国と言うのは、死後の世界だけではありません。

今、この生きている世界も自分の心一つで天国になりうるのです。
それが地上天国と呼ばれる高い次元のこの世なのです。

生きている間の行いや心の持ち方で、今の地上は天国なります。
それがそのまま死後の世界にも投影されるのなら、
やはり今を大事にしていきたいものですね。




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