夢を見ていました
あの人は今もどこかで
誰かと笑い ときに涙して
過ごしているのでしょう
力およばず そばにはいられないけど
僕がいては傷つけてしまうので
もとめることを やめました
物語を読んでいました
あの人に姿を重ねて
好きな場面と嫌いな場面を
繰り返し思い浮かべては
気がつく 終わりはいつかきてしまうけど
僕が紡ぐ物語ではないので
読み続けることを やめました
どうしてあのとき
どうすればいったい
一緒に笑い続けられただろう
伸ばした指が触れられるのは
あなたとの思い出のぬいぐるみ
ただ願う 僕の代わりに
他の誰かが笑いかけて
素敵な絵をまた一枚
ともに描き上げてください
ただ願う 僕はもう
かける言葉がもうないから
素敵な話をまた一つ
ともにつづっていてください
そばにいることができないから
素敵な笑顔をもう一度
夢見させてください
遠くから願わせてください