1973年9月24日、ヒデキは『ちぎれた愛』で初めてオリコン1位に立ち、4週トップの座を守った。

 

1973年9月5日に発売された発売『ちぎれた愛』は第6弾シングル。

チャート初登場14位の翌週、9月24日付けで第1位になりました。

新御三家の中で最も早く1位に到達。年間売り上げでも15位にランクされています。

 

 

「1位になったときは、びっくりして信じられない思いでした。デビューしてから、眠る時間は3~4時間。当時のテレビ番組はVTRがないので、生放送なんですよ。音楽番組が多くて、週5本はあったかな。今、思えば、未成年なのに仕事は深夜まで。そういうもんだと思っていました。あの年齢だからできたんじゃないかな。若いせいか、寝たくないし、嫌だとも思っていませんでした。子どもが大人の世界に入って、いつもドキドキ新鮮っていう感じです/ヒデキ」

 

それまでの「たかたかし/鈴木邦彦」の作家陣から「安井かずみ/馬飼野康二」による作品に・・。

特に作詞家の安井かずみさんにヒデキは以前より憧れがあったようで

「大人の女性に恋焦がれることってあるじゃないですか、素敵なお姉さんというか学生と家庭教師、気持ちはそんな感じ(笑)」念願叶った一曲となりました。

 

「好きだ! 好きだよ! 好きなんだよ~!!」というセリフが特に印象的で、最初は本人もかなり抵抗があったよう。

「レコーディングでも”これは言えない”って。でもみんなに励まされて、恥ずかしいからガーッとシャウトしたら、それが良いって言われた。本番はいいんですけど、音合わせのときが嫌なんですよ」この曲以降の『愛の十字架』『傷だらけのローラ』『白い教会』等々につながる、絶唱型の原点となった作品。

 

「(ディレクターの)ロビーさんが洋楽のレコードをいろいろ持ってきて、2人で話し合いました。母音をいれる歌い方というのかな。”ふたりだけに~”を”ふうたありぃ”っていう風に歌うアメリカのボイストレーニングの方法があるんですよ。ボイスのレッスンで母音を入れるとリズム感がよくなるんです」

 

同時期に発売され大ヒットした『神田川』を歌うかぐや姫の南こうせつさんは後に

「ヒデキの歌があったから『神田川』の1位は絶対無理だと思っていた」と当時の思いを語っていました。

 

第15回日本レコード大賞歌唱賞を男性最年少18才で受賞。

しかし残念ながらNHK紅白歌合戦には落選。

第4回歌謡大賞もノミネートされますが放送音楽賞は取れませんでした。

 

当時の歌う姿は73年の松竹映画「恋は放課後」で見ることが出来ます。

また、TVドラマ「刑事くん」ではこの曲をモチーフにしたストーリーにゲスト出演しています。

タイトルはズバリ「ちぎれた愛」ヒデキの迫真演技は必見です。

 

2年後の1975年には『傷だらけのローラ』フランス語盤の成功で、『ちぎれた愛』がフランス語盤第二弾として企画されましたが、進展せず。

 

1位になった9月24日付けのTOP10は次の通り

 

1、ちぎれた愛

2、心の旅/チューリップ

3、草原の輝き/アグネス・チャン

4、わたしの彼は左きき/麻丘めぐみ

5、胸いっぱいの悲しみ/沢田研二

6、てんとう虫のサンバ/チェリッシュ

7、ロマンス/ガロ

8、色づく街/南沙織

9、イエスタデイ・ワンス・モア/カーペンターズ

10、十五夜の君/小柳ルミ子

 

とにかくこの曲は当時の子どもには衝撃的だった。

こんなに激しく歌う歌手を見たことなかった(実際はGS時代にはいたんですけど)

セリフというか絶叫ですよね。

カラオケでまともに歌える人はいない!

私のヒデキ熱を爆燃させた曲!!

 

 

 

 

咲寺/シンガー夫婦で「ちぎれた愛(西城秀樹さん)」を聴いてみた