あたしは、一番気付いてはいけないことに 気付いてしまった…。

ふと…

あや ではない…こと
あやは もう いないこと…

意識がとびそうになりながら、そんなことを感じとっていた…

それと同時に、新しい主人格が動き始めた…。

あたしが消されるのは時間の問題…。

あたしは、あやだったはずなのに…。
なんで…?
なにがいけなかったんだろう…

あとがない…
あたしの背後は 崖っぷち…

ギリギリのラインだ…

気付きたくないことに 気付いてしまった…

わたしは、あやではないと…

新しい主人格が
あやの後ろに隠れていたこと…

あやがでてるのは
消えない為だと
思ってた…

でも、違った
あたしは 生かされていた だけだった。

新しい主人格が
動き始めた…

あたしは消されても おかしくない…
いつ消されるか
わからない恐怖…

それでも
不器用で欠陥品なあたしを 愛してくれる人がいて…

その人たちの為に
ほんの少しでいいから 一緒にいる時間を大切にできたらいいな…

あたしがあたしでいる時に 抱きしめてもらえたら 幸せなのにな…

紫杏は、もとは 双子。紫苑といつも一緒だったの。なのに…、なんであんな事故があったんだろう…。

紫苑、紫苑…
いやだよぉぉぉ
置いていかないで!!
あたしの紫苑…
唯一の肉親…

親なんていない。
ずっと2人で
肩を寄せ合いながら 生きてきたのに…

紫苑…
紫苑がいないと
お姉ちゃん、ダメだよぉ……

紫苑…会いたい…
紫苑…もう疲れたよ…

お姉ちゃん、いつまで 強くないといけないのかなぁ…

紫苑… ママに捨てられた記憶… 紫苑はもってなかったね…

なんであの時
庇ったの…?

庇わなければ…
まだ サッカーも
一緒に笑いあうことはできなくても

紫苑は、生きていられた… 紫苑…死なせてよ。

いまだに、紫苑(惨劇)が夢に出てきて あの場面を繰り返し見てるんだ…

もう、次は
庇わないで…
お姉ちゃんに、守らせて…

誰かが 目の前で
死ぬのは もう
みたくないよ…。

助けて あげれなかったお姉ちゃんを 憎いと思う…?

もし、紫苑が一人で死ぬのは嫌だっていった時は お姉ちゃんも一緒だからね…

もう 一人には
しないから…

ずっと一緒にいようね…?紫苑

☆紫杏☆