小説「最後の手紙」 想い | *Natural Mind*~ 自分らしく生きていこう~

繭子からの手紙を 何度も何度も読み返す。


何度読んだところで


理解もできいないし、混乱するばかりだし


手紙の内容を信じることができなかった。


あたしと繭子は親友なのに


繭子の想いを気づいてあげられなかった


繭子とあたしは


ずっと一緒で


同じ青春時代をすごして、たくさん夢や恋を


お互い話しをしていたのに


そう思ったら悲しい気持ちと


不安な気持ちと


くやしい気持ちで


いっぱいになって


涙があふれてきた。


繭子に会いたい・・・


会って理由を聞きたい


繭子は、自分から命を捨てるなんてしない


繭子は、母になるんだから・・・


いてもいられなくなり


繭子の携帯にかけた


呼び出し音が流れる


心の中で 繭子、繭子 お願いだから・・・電話に出て頂戴・・・


何度も繰り返す



呼び出し音は、留守電に変わる・・・


「おかけになった・・・」


全身振るえがきて


あたしは、かばんひとつかかえて


外へ飛び出した