クロッカスが毎日1つずつ咲く。


小学校1年生の時、
母に学校で習った国語の話をした。

「うさぎの子どもがね、色んなものに隠れちゃうけどね、うさぎのお母さんは必ず坊やを見つけるんだよ!」

「何に隠れるの?」

「色んなもの!船とかクロッカスのお花とか」

それから少しして母は玄関先に置いてあった石臼の下にクロッカスを植え花が咲いた時見せてくれた。

以来何度か引越しをしたけど
どの庭にも必ずクロッカスがあった。

結婚して私の家でもクロッカスを植えた。
もちろんうさぎのお話と母との思い出を思い出しながら。
咲いたら1番に知らせたかった。

でも、もう知らせる事は出来ない。