写真や動画を見れば審美眼を養えるのか?」
確かにあなたの言うとおり、品評会で洗面器にのるような
素晴らしいらんちゅう達の写真や動画を見て研究することは、
とても意味のあることです。
ですが、ただ優等魚の写真だけ見ていても、
その魚のどの部分が具体的によいのか知ることはできません。
とくに、らんちゅうを評価するうえで最も重要なポイントである
“泳ぎ”について言えば写真で判断したり、評価することができません。
それは、どんなにらんちゅう飼育に熟練した人であってもそれは例外ではありません。
当の山田さん自身もらんちゅうの写真だけからは
その魚の泳ぎまでを正確に判断することはできないと言っています。
写真で見るとパーフェクトならんちゅうであっても
実際の“泳ぎ”を見てみたら、たいした泳ぎをしていなかったケースも少なくないのです。
次に動画について考えてみたいと思います。
動画の場合、先ほどの写真とは異なり、
動画を見れば、らんちゅうの“泳ぎ”を判断することは可能です。
だからと言ってあなたはらんちゅうが泳ぐその映像を見ただけで、
そのらんちゅうがもつ“よさ”や“欠点”を的確に言い当てることができるでしょうか?
らんちゅうの写真を見るとき同様、
あなた自身に審美眼が備わっていなければ、
たとえ優等魚の泳いでいる姿を見たとしても「この魚すごいなあ」と
ただ単に感動するだけ。
そして、その魚のどの部分が具体的によいのか、
そして悪いのかを的確に判断することができません。
つまり、あなた自身に審美眼が備わっていない状況で、
多くのすばらしいらんちゅう達の泳ぐ姿を一生懸命見たところで、
期待するほどの成果を得られないのでは?