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治療中、食欲をとても意識した。健康な時のようにお腹がペコペコにはならない。お酒も飲みたくならない。空腹による食欲ではなくて、ただ単に食べる喜びへの執着があったようだ。
抗がん剤投与後2週間目は食欲執着対策が大変だった。副作用でただゴロゴロしているのが精いっぱいで、胃の調子もイマイチ。それでも何かを味わいたかった。![]()
もちろん買い物や調理に手間ひまかからず、パっと簡単にできるものがいい。
以下、わたしの「特に副作用つらい日用定番メニュー」です。
その1 にゅうめん
茹でたそうめん、薄めの麺つゆ、溶き卵と乾燥わかめをお好みで追加![]()
注:日本人の同僚がそうめんをくれた。
その2 鮭定食
白いご飯、大根おろし、焼き鮭![]()
注:日本食料品店で米を買った。スイスのスーパーでも冬の間は大根が買える。
その3 イワシ・パン
スライスしたフランスパンにイワシの缶詰をのせる・ぬる(だけ)![]()
注:小イワシのオリーブ・オイル漬け。物価の高いスイスでも珍しく安い缶詰。
その4 トマト・スープ
ネギ、カブ、人参、プチ・トマト等を煮てお湯ごと、カップ・スープにジャっと注ぐ(だけ)
その5 チキン・スープ
つくり置きした鳥肉の酒むしを細かく裂き、玉ねぎ、人参、キャベツなどを煮てお湯ごとカップ・スープに注ぎパセリを追加する(だけ) ![]()
料理というほどのものではないけれど、おいしかった~![]()
刺身と日本酒、ステーキと赤ワイン、チーズ・フォンドューと白ワイン、こういう組み合わせはおいしかったなぁ、楽しかったなぁ、治療が終わったらまたそういう日が来るかなぁ、(いつの日か)死ぬ前には絶対においしい物を食べたいなぁ、と漠然と夢見ていた。そもそも食いしん坊で酒のみなのだろう。![]()
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つづく
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