お断りする「勇気」 | Rans Dream Factory

お断りする「勇気」

ciao!

 

先日、うちの店舗である出来事が起きました。

 

それは

週の初め、月曜日の夜。

 

当日、営業直前になって、当日シフトインするはずのアルバイトスタッフが出れなくなって、

僕ともうひとりのアルバイトのスタッフと2人だけで営業に臨むことに。

 

 

客席数で40席ほどあるんだけど、その日は予約も薄かったし、月曜日だし、なんとかイケるだろう!

と僕の甘い判断で営業をスタートしたわけです。。。

 

 

ま−、飲食店あるあるなんだけど、そんな日に限って怒涛のお客様ラッシュになるのです。

 

あれよあれよ、という間に満席近くになり、オーダーもがっつり溜まってヤバイ状況に。

 

 

そんな中、ある家族連れのお客様3名様がご来店。

まだ小さなお子様だったし、この状況下では厳しい!とは思ったんだけど、

心の中では「少しでも売り上げを伸ばしたいなら案内しちゃえよっ!」と、悪魔の囁きが。。。

 


で、結局、そのお客様たちをテーブルへ御案内しました。


 

 

その後、どうしてもオーダーが後手後手に回ってしまい、

完全に営業が崩壊。。。

 

 

まあ、キッチンとホール合わせて2人ですから最初っから無謀なんですけどね。

 

 

結局、その家族連れのお客様も、

 

「オーダーが出るのが遅すぎる!娘がお腹空かしてるんだ!」と怒ってお帰りになりました。

 

 

 

本当に申し訳御座いませんでした。

 

でも、あの状況下では、どうやっても満足いくサービスは出来なかったし、

そう感じた時点で、

 

 

「せっかく御来店頂いたのですが、今日は諸事情により急遽、スタッフに欠員が出てしまい

 お食事の提供にかなりお時間をいただいております。まだお席は空いてるのですが、

 現状ではこれ以上、ご案内することができません。申し訳ございません」

 

 

と、お断りする「勇気」を持つべきでした。

 

 

現在ほど、この飲食業界で採用が難しい時代は無い、と思います。

ウチも、今春、8名ものアルバイトスタッフが卒業していき、人材不足は深刻です。今後もこのような状況になる事もあるでしょう。

 

 

 

各店舗のスタッフの皆さんへ。

 

 

「売上」を上げるのは、もちろん大切なことです。

でも、目先の売り上げばかり求めるのは、絶対やってはいけません。

 

 

各店長が判断して、

「これ以上無理にご案内したら、お客様に満足してもらえない」と思ったら

お断りする勇気を持ちましょう。

 

 

 せっかくウチのお店を選んで御来店頂いたお客様を、

何が何でもお席にご案内する、それも確かに大切な事だけど、


「満足していただけるサービス、料理を提供できる状況下でご案内する」


こっちの方がもっと大事な事です。

 

 


各自徹底していきましょう。