「...てか、お腹すかない?
なにか食べにいかない?😄」
と、いつも通り笑う彼。
「...........えぇぇぇさすがに食欲ないわぁー!」
と文句を言いながらも、彼の車でとりあえず出掛けてみた。
車の中で
「大丈夫だよね?治るよね?」
と何回も聞く私に
「大丈夫、絶対治すよ」という彼。
ただ、申し訳ない。と。
私にも、私の家族にも、自分の家族にも
こんなことになってただただ申し訳と謝っていた。
こんな時にまで周りのことを考える彼。
「大丈夫だよ、申し訳ないなんて思わないで
今は自分のことだけ考えていいんだよ。」
私はそんなことしか言えなかった。
そして私のお気に入りの漫画がたくさんある洋食屋さんについた。
彼も私も漫画が好きで、よく漫画の貸し借りをしていて、特に彼は本当に漫画が大好きらしくて自宅に300冊くらいあるらしい。
料理がくるまで、彼は漫画をよんでケラケラ笑っていた。
そしてカレーライスの大盛りをたいらげた。
帰りは少しドライブしながら帰ることにした。
「あ!あのね!病気になったときは誰かと未来の約束をたくさんするといいって何かで読んだよ!」
「おぉ、そうか😄」
「んとねー、まず彼くんの病気が治ったら一緒に住むでしょー。
あ、そしたら食器とか一緒に買おうって言ってたよね!」
「そうだね😄」
「あとはー、猫も飼って...あ!旅行も行かなきゃね。やっぱり国内なら沖縄かなぁ?
でもディズニーランドとかもいきたいね!」
「いいね、俺も沖縄行きたいな。」
「ね!あと一緒にライブも行きたいし、やっぱりゆくゆくは子供も産まれて.....」
今まで、当たり前に想像できていた未来が急になにも見えなくなった。
考えたくなんてなかったけど、『もしかしたら彼は死ぬのかもしれない』そんなことばかりが頭の中によぎっていた。
窓の外を見ているふりをしていたけれど、私が泣いていることに気がついた彼は無言で私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。