1260.【らんな劇場】守護りの軌跡28 〜家 族〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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2015年7月から連続更新中っ


Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




さてさて今日も
【らんな劇場】
守護りの軌跡
第28話をお届けしまーす♪


【あらすじ】
らんなを追って操られた
冒険者を倒した先に人影が………

それが誰かいち早くわかったのは
うらんただ一人だった。

さてさて……
はじまりまーす♪



ぶーーーー(はじまる音)


:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:



うらん「ぱぱっ!」

迷いもなく駆け寄るうらんだが、
父の顔を覚えているわけではなかった。
だが、うらんには何故だか判る。

例えるなら、

「ぱぱのにおい」



うらん「ぱぱっ!ぱぱっ!
だいじょうぶ??しっかりっ!」

自らの隣に座り込むうらんの髪を
震える手で撫でながら
シュンは弱々しく声を紡ぎ出す。

シュンラン「うらん…か…
大きく………そして可愛くなったな…

お姫様みたいだ………ぜ(o^-')b」

うらんは、
今はもうはっきり父親を認識している。
泣きながら父親にしがみつき
もう離さないとばかりに、
ぎゅっと裾を握っている。

シュンラン「へへっ、みすっちまった。
2度目の催眠は耐えて、
かかったふりしてたんだがな…」



らんにゃ「これ……これ飲んでっ!
新薬の【リバイタⅦ】だにゃ!」

シュンラン「おお…すげぇなⅦか、
らんにゃ。
お前…こんな事もできるのか…。えらいぞ」

魔力欠乏症を持つらんにゃ。
昔からあれもできない、
これもできないと悩み続けてきた。

ずっと支えてきたシュンだからこそ
らんにゃの良き理解者でいられるのだ。




…その隣には
カモシカの様なスラリとした脚で
すくっと立っているらんち。

駆け寄ってきたゆうらんに
抱きかかえられたシュンは
その娘を眺めながら満足そうに呟いた。

シュンラン「らんち…
お前とかけっこしたら
もう負けそうだな…。」


らんち「ふふふ、
ボク結構速くなったんだよ!
もう次は絶対負けないんだからな!」

狩人であり、
野山を駆け回っていたシュンラン。
その強靭な脚力は常人と比べるまでもなく
今まで一度も負けたことがないのが
自慢であった。

たとえ、我が子でさえも
わざと負けてやった事すらもない。

が…………今度はどうなるであろうか…。
シュンランはとても楽しみだった。



ゆうらんは傍らに寄り、
何も言わず応急処置を施している。
同じくされるがままのシュンラン。

このふたりには言葉などなくとも
通じるものがあるように見えた。


あとは……らんなを救出しなければ……
全員の想いはあと、ただ1つだった。

そんなとき。


ズガガガン!

親娘の感動の再会を突き崩すように、
王宮の大きな柱が音を立てて砕け散った。

巻き起こる砂煙が静まったとき…
奇妙なオーラとともに人影が、現れた。



つづく



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:

はいっ、
物語も終盤でシリアスな感じに
なってきましたね(。>﹏<。)

今回は家族の絆が確認されましたが……
パパは、
みんなはどうなるのでしょうか?


次回をお楽しみにね(o^-')b



でわでわ………

今日も元気に
行ってらっしゃい(o^-')b

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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