らんです！
今日は
らんな劇場
「神翼の系譜」を
おとどけしますね！
【前回までの劇場】
ビラートが倒されなくなり、
急成長をとげるビラート。
それに伴いゆうらんママが
弱ってきている
早く助けなければ……っ。
それぞれが眠れぬ夜を過ごす中、
警備会議が行われていた。
それでは……はじまりますよー！
ぶーーーー(はじまる音)
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
「え……？
留守番ですか？」
ヴェルヌ「そうだな。よろしく頼む」
あのあと……
出かける前夜のミーティング。
みなが寝静まったあと、
警備陣は綿密な警備計画を立てていた。
ヴェルヌ「前方にサヤカと教官。
後方はわたしが守る。
本来はあてにするわけにいかないが、
支援一家であるから
回復などは問題ないはずだ」
サヤカ「らんなさんち、
火力全くないですからね……」
「あの………」
ヴェルヌ「あいりさんが、
魔火力だけはそこそこある。
しかし物理で来られると
ひとたまりもないな。
葉汰「あのっ………！
サヤカ「なるほど………うん？
葉汰「僕は・・・？」
ヴェルヌ「申し訳ないが……
これは軍の作戦なのだ
警備会社とはいえ民間人。
今回は留守を守っていただきたい」
葉汰「え………またですか？」
ヴェルヌ「そうだな。よろしく頼む」
葉汰「・・・！」
葉汰「ぼ……僕だって
何かの役に立ちますよ！」
ヴェルヌ「気持ちはありがたいが、
…申し訳ない。却下で」
葉汰「・・・。」
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
ぽちゃん・・・・・
投げられた石が、静かな湖面に波紋を作る。
ぽちゃん・・・・・
葉汰「なんなんだよ………っ
俺だって戦えるのに！」
そういえば最近警備が厳しくなり、
らんなたちとも
なかなか会うことができなくなった。
この前……
侵入者をやすやすと入れてしまったのは
まずかったけど、、、、
あれでも、結局みんな
気づかなかったじゃないか！
軍人と民間人の見えない壁を感じつつ、
葉汰は一人、湖面を眺めていた。
しばらくすると……
向こうから
黒い鎧を着た男が近づいてきた。
明らかに人相が悪く、その顔からは何を考えているか
まったくわからない。
反射的に軽く戦闘態勢を取ってしまうと、
その男はおどけてこう言った。
？？
「おいおいなんだってんだ。物騒な。
しかし…その男は、
ん？
っと葉汰の顔を…エンリョなく、
しげしげとのぞき込んでくる。
？？？「ん？ぼうず・・・。
なんか・・・
悩みでもあるんじゃないのかい？」
葉汰をしげしげと眺めた後、
男の目つきが…
若干変わったようにみえた。
ウィル「俺の名はウィル。
ただの冒険者さ。」
およそただの冒険者には
見えない風貌だが………
悪びれることなく
しれっとウィルは自己紹介。
はじめは警戒していた葉汰だが、
絶妙なタイミングで返される
あいづちもあり、、、
追いつめられていた葉汰は
悩みを打ち明けた。
葉汰（なぜかこの男には…
何でも話せるな。
どうしてだろう・・・。）
葉汰とウィルは時を忘れ、
しばらく話し込んでいた。
葉汰の胸のつかえは
ウィルに聞いてもらうことで、
なにか…………
別なものに変わってきていた……
葉汰は………去り際にウィルに
問いかけた。
葉汰「僕は・・・どうすれば・・・。」
ウィル「ふっ。それは……
ぼうず？
もう……わかってるだろ？」
葉汰「…………………」
葉汰はしばらく静かに考えた。
やがて…
葉汰は小さく頷くと
何も言わずその場を後にした。
振り返りもせず………
その目は、
まっすぐ前を見据えていた。
出発当日。
葉汰は………来なかった。
つづく
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
はいっ！
小葉ちゃんちの葉汰クンです！
この前から撮影してたんだけど
なかなか進まなくてねー。
軍から見ると、残念ながら
警備会社といえども……
ってとこなのかな？
ほんとはとっても強いのにね！
さて、葉汰クンは
どこに行ったんでしょうか………
でわでわ………
またねっ♪(ﾟ▽^*)ﾉ⌒☆
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