らんです！
暑くなったり寒くなったり
大変だけど、体調こわさないで
くださいねー(o^-')b
それでは、きょうは、
らんな劇場
【神翼の系譜】をお届けします。
もし、忘れかけてたら
過去記事のリンク集【らんなび】
こちらからどうぞです。
【あらすじ】
2年前に起こった、サハムの崩壊は
軍によって機密とされ、
すべてが謎につつまれていた。
しかし、情報屋の相棒ウィルが
いないと思われていた目撃者を
ついに発見した。
さっそく
コンタクトをとり目撃者と
会うことに成功するが
思いもよらない
ことを聞かされる………
それを聞いたらんにゃは、
いても立ってもいられなくなり
ある行動を起こす………。
はい！
それでは、はじまりますよ♪
ぶーーー(はじまる音)
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
ひとけの無い夜の図書館。
昼間はスキル書を買い求める
冒険者で溢れているが、
夜になるとその姿は一変する。
明かりは最低限に落とされ、
普段でも静かな図書館が
人がいないせいで、
さらに静けさを増す。。。
昼間よりもさらに深い静寂が
図書館を支配していた。
らんにゃ「ここか……」
らんにゃは、図書館の奥に
位置する「立ち入り禁止区域」
の前に立っていた。
ここを守る衛兵は直立不動で
まっすぐ前を見続けている。
(…そろそろね。
ここの衛兵は決まった時間に
休憩に行くんだよね………)
事前の情報通り。
僅か数分間だが、その間だけ
立ち入り禁止区域が
無防備になる。
さささささっ。
その機を逃さず、らんにゃは
しなやかな猫のように、
音を立てずに結界前に歩をすすめた。
らんにゃ「あれね…」
封じられた禁書……。
厳重に結界が張ってあり、
普通の魔道士ではどうにもならない
ようであった…………。
らんにゃ「普通なら……ね(o^-')b」
らんにゃの情報網を甘く見ては
いけない。
らんにゃは全く方向違いの
方向に歩いていき………
本棚に並んでいる、本を
ひとつ取り出すと、
その奥のスイッチを押した。
ヴ……ヴンン
結界が一瞬消え…封が解かれる。
衛兵「誰だっ！」
しかしその時には
らんにゃは
もう中に滑り込んでいた………………。
ひゅぃ、ひゅぃっ！
場内にサイレン音が響き渡り、
衛兵の慌ただしい足音が交錯するっ！
しかし、
あらかじめ調べはついているのか
らんにゃは迷うことなく一直線に
禁書のコーナーに向かう。
ひとつの書を手に取ると……
らんにゃ「セーブポイントっ！」
次の瞬間、らんにゃの身体は
図書館からこつ然と姿を消していた。
らんにゃの手の中にある
その本には、
…白羽根と魔法陣の
マークが描かれていた。
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
【おろにゃいん】
らんにゃは奥の部屋で、
禁書を読み出す………。
らんにゃ「なるるる」
32年前に魔族を倒したのは
やはり白羽根の一族……か…
ん………なになに？
…………った。仲間も倒されるなか、白羽根を持つ冒険者が
最後に唱えたロストチュアリによって、魔物は
骨だけになり滅ぼされた。
……ソフィアにこうして平和が戻った。
ん…？…………これは………っ！
注釈
【ロストチュアリ】
神に背いて発動する、サンクチュアリの逆魔法。
守護に使うべき神の力を攻撃に転じることで、
強大なチカラを行使できるがその代償は大きい。
術者はその後、聖魔法の使用ができなくなるため
一生の間に一度しか使用することができないとされ……
らんにゃは、ぶるっと震えた。
恐る恐る……
自分の両の手のひらを見る。
らんにゃ
「ロストチュアリ………
わたしたちの……チカラ？」
そして……
禁書のページは、
2年前の真実へと……続いていた。
つづく
:*:･♪･:*:･･:*:♪:*:･･:*:･♪･:*:
さて、
つぎは2年前に何が起こったのか
過去が徐々に明らかになる予定です
2年前というと、らんなたちの母
ゆうらんが行方不明になった
時でもあります。
サハムで何が起こったのか……。
次回をかるくおたのしみに(o^-')b
神翼の系譜⑦へ
でわでわ………
またねっ♪(ﾟ▽^*)ﾉ⌒☆
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