茂助の庵

現の証拠

　昨年９月に奥飛騨で赤花のゲンノショウコを見つけたので種を採取しプランタに蒔いたら芽を出してくれました。ゲンノショウコの赤花は西日本に多く、東日本では白花が多いようです。平湯大滝(奥飛騨)の駐車場の隅で見つけた赤花のゲンノショウコ、９月の末と言うこともあり花は殆ど終わっていましたが、幸運にも一輪だけ咲いていました赤花を見たのは初めてでしたまだ種が飛び散らずに少しだけ残っていたので採取３月１１日には実生に本葉が確認出来ました(赤花は葉の周りが赤いようです）４月２０日　だいぶ本葉が増えて来たのでそろそろ移植します拡大我家の白花ゲンノショウコ(山梨県産)。昨年の７月中旬の花です４月２０日、本葉が出た庭の実生（白花は葉の周りが赤くないです）４月上旬(多年草なので大きさから昨年以前の実生かと思います）こちらは似て非なるアメリカフウロの実生(１年草ですが、草丈が大きく花はゲンノショウコよりも小さいです）１０年前の９月に咲いた白花ゲンノショウコ、赤花もこのように咲いてくれるといいのですが季節の花。モッコウバラキリシマツツジ昨日のyahooニュースによると、ベーブルースがメジャーのキャリア７２５試合目の時点で１７６本のホームランだったそうですが、大谷も４/２２の試合が７２５試合目で１７６本目のホームランでした。偶然かもしれませんが、やはり大谷はルースと縁があるようです。

初夏の陽気に

　昨年の今頃は既にエビネの花芽が伸び上がっていましたが、今年はまだ落ち葉の中です。また、金稜辺の花芽の動きも昨年より１週間ほど遅れています。ただ、先週の土曜日からは一気に初夏の陽気になって来ており、エビネも金稜辺も開花は例年通りになりそうです。春蘭の作場には波板越しの陽光が射し始めました寒蘭の作場は上部を覆っていたモミジの枝抜きをしたので昨年より明るくなりましたキンリョウヘンの花芽の現況室内の洋ラン（ミニカトレア）の新芽も出て来ました地エビネの現況：花芽はまだこんな感じです季節の花。西洋オダマキ（ピンクボンネット）西洋ジュウニヒトエ一ケ月予報によると気温は平年に比べ高目に推移しそうとか、これからは夏日になる日も出て来るでしょう。

菜種梅雨が明けました

　しばらく続いた菜種梅雨の間に、我が家の狭い庭でも木々は芽吹き草花が次々と咲いて春を実感できるようになりました。その菜種梅雨も昨日で終わり、今日からしばらくは晴れマークが続いて暖かくなりそうです。春蘭の大トリは熊本県天草産の雪月花です。この雪月花は作落ちさせてしまい１４年ぶりに花を見ました。まだ咲き始めなので軸はこれからもっと伸びます（覆輪はクリーム色に見えますが実物は白色です）季節の花々。ビオラとノースポールチューリップ(古い品種です）スミレ(実物は濃い紫色です）スミレシラユキゲシシャガ気温が低かったので桜の開花が予想より大分遅れ今が丁度満開になったところです。土日は気温が上がるようで、来週には葉桜になるかも知れません。

中国春蘭の根作り挑戦の結果

　日本春蘭と中国春蘭の根作りは何とかマスター出来たと思っています。ただし、あくまで我家の作場での事であり今後も継続できるかどうかは引き続き観察して行く必要があります。次は花芽が付くかどうかが課題になりますが、昨年は肥料を少量のマグだけにしたら新芽の数が減って花芽が出るようになったと感じています。とは言っても、今年も同じ結果になるかどうかは気になっているところです。以下は花芽が来たため昨秋の植替えが出来ず、この春の植替えとなった３鉢です。呉鳳👇翆蓋👇西神梅👇日本春蘭の雪月花は遅咲き種ですが、花芽は順調に動いています庭木も春を感じて来たようです。馬酔木の花満天星の花イロハモミジの若葉どうやら年金も賃上げの半分位はお零れに預かれそうですが、後期高齢者医療保険料や物価も上がるので実質目減りとか、困ったものです。

春蘭の植替えと根作り

　今年は稀にみる寒い３月となり、春蘭の花芽は咲き切らずに途中で萎れたり開花直前で動きが止まってしまった株が散見されました。気温の関係だけではないかも知れませんが、何はともあれ悔やんでいても仕方ないので開花の遅い雪月花を除き花芽は全て外して今年の作に入ります。ここ数年は根作りに取り組み、何とか満足できる結果を見ることが出来ました。要は「鉢は小さく、肥料は少なく」に尽きると思います。動きが止まった花芽たち２年前と比較した根作りの結果。東の光👇歌麿👇大虹👇極紅👇月輪👇稚児桜👇天心👇緋鵬👇満月👇全部で２４鉢の植え替えが終わりました（中国春蘭も根は上作でした）。季節の花。プリムラ・マラコイデス東京の桜の開花予想は一週間ほど延期されたので、見ごろは４月になりそうです。

日本春蘭開花　その３

　日本春蘭は殆ど咲きましたが、気温変動が大きい影響か中には途中で動きが止まってしまった花芽（極紅２鉢、燦宝２鉢）もあります。折角出た花芽でもあり、作場で自然に咲いてくれるかどうか今月一杯待ってみるつもりです。燦宝（福島県産）この花はキャップを外したのが２月２０日で、初期遮光漏れの影響か色だしが失敗し蒸れ黄花のようです帝冠(長野県産）日輪(茨城県産）別の鉢では双頭花が咲きました水遣りのため室内から出して短時間だけ朝日の御馳走です。庭では早春の花が次々と咲き始めて来ました。スミレノースポール貝母百合ほか今年のベースアップは早々に満額回答が出て現役の皆さんはニッコリでしょうね。物価も引続き上がっていけば、年金にも多少お零れが期待出来るかも(笑）。

日本春蘭開花　その２

　真冬のような気温がしばらく続きましたが、一昨日辺りからやっとこの時季らしい気温になって来ました。花芽の動きが一時鈍かった我家の春蘭は、数日前から開花に向けてスピードを上げたようです。祥紅(群馬県産）緋鵬(茨城県産）発色は今年もイマイチでした舞妓(茨城県産）初花です女雛(千葉県産）満月(千葉県産）後ろが黒いと黄花は引き立ちます船舶残留で延期になっていた民間ロケット「カイロス」が、今日和歌山の串本から打ち上げられる予定です。我が国初でもあり是非成功して欲しいですね。

日本春蘭も開花しました

　中春一花の残り２種と日春の２種が開花しました。他の日春も３月に入ったら一斉に花芽が動き始めており、天候は不順ですが開花モードに入ったようです。２週間後は春分の日と言うことで日春の観賞も束の間、春の植替えからいよいよ今年の作が始まります。中国春蘭一茎一花。老十円（集円）：軸色と棒心がネットで見る老十円とは異なりますが、青軸もあり花形も変わるようです緑雲(覆輪）：どうもこの緑雲は覆輪が花に現れないようです日本春蘭。歌麿（茨城県産）柴天竜(千葉県産）洋ランも見ごろを迎えています。マキシラリアキンギアナム終活の一つとして、庭木の整理も少しずつやっています。木登りをしなくても良いようにサルスベリやモミジは高さを短くし、大きくなったマテバシイは伐採しました。beforeafter作業台として残したマテバシイの一部は、直径約３０㎝で幹回りは１ｍを超えていました。昨日は啓蟄、冬眠していた虫が動き始める時季になるのでそろそろ消毒も始めないといけませんね。

中国春蘭一茎一花の開花　その２

　中国春蘭の一花が次々と開花しており、残りは二鉢だけになりました。毎年花が咲いたらプラ鉢のまま中国鉢に入れ、三位一体で写真を撮ったり眺めたりしていますが、馬子にも衣裳、それなりに様になっているように感じます。中国春蘭一花。冨水春（冨水仙とも）竜字大富貴西神梅翠蓋季節の花。クリローとビオラいよいよ大谷が今日のオープン戦でドジャースデビューしましたね、NHKもオープン戦まで放送するとは気合が入っています。残念ながら初打席は三振でしたが今年は一刀流での活躍が楽しみです。

春寒蘭の初花と中国春蘭一花の開花

　今月は中国春蘭一花の開花がピークを迎えますが、暖冬の影響で日本春蘭の花芽も例年より早く動き始めています。春寒蘭は浩徳の花が一条の誉より遅れて開花しました。また、一花では蝶咲き２種の他に宋梅や緑英も咲き始め、他の一花もこれから次々と咲き出します。春寒蘭の初花。(≧▽≦)浩徳の花：葉焼け部分を大分切り取ったので葉姿は酷いものになりました中国春蘭の一茎一花。舞蝶珍蝶宋梅緑英動き始めた日本春蘭の花芽。歌麿柴天竜異常な暖かさは昨日で終わり明日から日曜日にかけては真冬の気温に戻るとか、寒暖差が大きく体調管理には気をつけたいですね。

報歳蘭と春寒蘭の開花

　昨日はやや強い南風が吹いて気温が一気に上がりましたが、この先もしばらくは３月から４月頃の気温が続きそうですね。急に春めいて来て、中国春蘭だけでなく日本春蘭までが慌てて咲き出すかも知れません。今日は例年通り咲き始めた報歳蘭と春寒蘭です。奄美報歳は陽を当てずに咲かせましたが、肥料のせいか濃い花色になりました。春寒蘭の一条の誉は、花芽に陽を当てたもののあまり変化は見られませんでした庭先では早くもヒマラヤユキノシタが咲き始めました暖冬をもたらしたエルニーニョがこのまま続くと今年の夏は冷夏でしょうか。

朶朶香の開花と２鉢目の遮光解除

　久しぶりに雪が降り、昨日のウォーキングは道がシャーペット状で諦めましたが、今朝は殆ど融けて何時も通り歩くことがが出来ました。朶朶香と春寒蘭の花芽に初めて陽光を当てたところ、不注意にも葉焼けを起こしてしまいました。それでも朶朶香は無事に咲いてくれたのでホッとしているところです。朶朶香黄花：花色の変化は見られませんでした天弁の紅筋は濃くなったように見えます↓陽に当てなかった時の花色朶朶香桃姫：全体的に色は濃くなったように見えます桃花らしい花色になりました↓陽に当てなかった時の花色日本春蘭２鉢目の遮光解除（２月１日）。極紅↓１月１日に解除した花芽：苞衣の中が色づいて来たように見えます女雛↓１月１日に解除した花芽：まだ変化は見られません燦宝↓１月１日に解除した花芽：こちらも未だ変化はありません日本水仙はたったの２本だけですが満開になりました(２月３日）朶朶香と春寒蘭の花芽採光は直射日光ではなく明るい日陰が良さそうです。また、春寒蘭と報歳蘭は開花が間に合わず次回にはアップ出来ると思います。

花芽が動き始めた春の蘭

　寒波が去り大寒らしからぬ暖かい日が続いており、昨日は１２℃台でしたが今日明日は１４℃を超えそうです。春の蘭の中には、暖冬の温もりを感じながら花芽が少しずつ動き始めたものも見られます。今年は朶朶香に続き、春寒蘭の花芽にも陽光を当てて花色の変化を見ることにしました。陽光を当てている春寒蘭と朶朶香、中央の二鉢が朶朶香で両端が春寒蘭です。春寒蘭。一条の誉浩徳の花朶朶香は陽を当ててから一週間経ち、僅かに色が出て来たようにも見えます。黄花桃姫報歳蘭は名前の通り旧正月までには開花しそうです。報歳蘭も陽を当てると紅色になりますが、今年は室内で自然に咲かせようと思っています。陽に当てた時の花色(２０２１年２月５日）陽を当てず室内で咲かせた時の花色(２０１６年２月８日）早いもので明日から２月ですね、いよいよ春寒蘭や報歳蘭、中国春蘭一花などの開花が始まります。

大寒の庭と中国春蘭

　季節は一番寒い大寒に入り、今日から明日にかけては再び寒波が南下するようです。そんな中でも少しずつ日が延びており、敏感な植物たちは既に動き始めました。昨年まで朶朶香の花色が薄かったので今年は午前中だけ花芽に陽を当てて様子を見ているところです。今日は大寒の新芽、中国春蘭の朶朶香と四天王の現況をアップします。福寿草の花芽ヘメロカリスの新芽貝母百合は土を切って新芽が頭を出しましたスイセンの新芽花芽に陽を当てている朶朶香。左が黄花で右が桃花ですが、結果は咲いてみないと分かりません(笑）中国春蘭の四天王。竜字宋梅老十円万字　残念ながら作落ちからの復活中で花芽は来てくれませんでしたこちらでは１月に氷点下になったのは３日だけで、それも－１．１℃が最低でした。北国や日本海側では雪が降っているようですが、今のところ暖冬を実感しています。

阿里山春蘭開花

　我家で毎年最初に開花するのが阿里山春蘭の呉鳳です。今年は昨年より少し遅れて開花しました。ただ、近年は花色が薄くなって来たのが気になるので、来年は室内に入れずに作場でゆっくり咲かせてみようかと思っています。阿里山春蘭（糸蘭）　呉鳳自室で時々眺めながら芳香を愉しんでいます次に咲くのは報歳蘭か朶朶香（ダダコウ）になるかと思います。以下の写真は昨日の蕾の状態です。奄美報歳の花芽朶朶香（黄花）の花芽朶朶香（桃姫）の花芽昨日は寒気が南下し、北風が冷たく晴れても５.６℃止まりでした。この寒さも春蘭の花軸を伸ばすには必要なんですよね。

小雪の庭と蘭

　二十四節気の小雪に入りこれから大寒を経て寒さはピークになります。殆ど日が当たらない我家の庭ではクリローのニゲルやビオラが咲いている中、日本水仙がやっと咲き始めました。開花が早い阿里山春蘭の呉鳳は軸が１５㎝程まで伸びており間もなく開花します。小雪の庭。ビオラクリローのニゲルクリローのオリエンタリスはまだまだ蕾です日本水仙が咲き始めました小雪の蘭。咲き始めたキンギアナム系のベリー開花間近の阿里山春蘭（イトラン） 呉鳳先月の２９日に義母が１０６歳の天命を全うしました。生者必滅会者定離、長生きしてもやはり別れは辛いものがあります。

元旦の遮光解除

令和６年能登半島地震で被災された皆様には心からお見舞い申し上げます　今年は元旦に赤花と朱金色花の遮光キャップを外しました。赤花は早めに外すとコッテリした濃い赤色になり、遅く外すとスッキリとした薄い赤になると言われています。極紅、女雛、燦宝は夫々３鉢ずつ花芽が出ているので、１月１日、２月１日、開花直前の３回に分けてキャップを外し、色の違いを比べて見ようと思っています。東の光(赤花）歌麿(赤花）極紅(赤花）祥紅(赤花）緋鵬(赤花）舞妓(赤花）女雛(赤花）燦宝(朱金色素心花）作場の中の光量：ヨシズに近い所にキャップを外した鉢を置いていますこのままで弱く冷たい光を当てながら自然に花茎が伸び上がるのを待ちます。

新春

年の瀬

　今年も残り少なくなって来ました。歳を重ねる毎に１年過ぎるのが実に早く感じるようになっています。毎年のことではありますが１年間無事に過ごせたことに感謝しつつ、来る年も元気で蘭と遊べる年であって欲しいと祈る年の瀬です。今年棚に入れた春蘭。福の光(富山県産）多摩の夕映（新潟県産）１月開花見込みの阿里山春蘭（糸蘭）呉鳳。今年の花芽は３本、外棚で最低気温が氷点下でも大分伸び上がって来ました地エビネの冬至芽。落ち葉が蒲団代わりの地エビネコーナー落ち葉をかき分け花芽探ししっかりした冬至芽が出ていました縁起物の赤い実。万両　野鳥に大分食べられています千両　防鳥ネットでガードしました十両今年の正月飾り。小さな床の間に鏡餅、右に日本春蘭の福の光、左にはその子供の富貴の光を飾ります玄関に庭の千両を切って飾るのは毎年恒例です今日が今年最後の更新になります。今年もご覧頂きありがとうございました、どうぞ良い新年をお迎えください。

日本春蘭と春寒蘭の花芽たち

　今日は日本春蘭と春寒蘭のうち１年以上花を見てない株に出た花芽の現況をアップします。春蘭はこれから厳しい寒さを体感することで春には花茎を伸ばした良い花が咲いてくれる筈です。今年は大虹の花芽が途中で動かなくなり初花が見れなかったので、この花芽たちには元気に咲いてくれることを願っています。日本春蘭の花芽。東の光（赤花）歌麿（赤花）舞妓(赤花）燦宝（朱金素心花）柴天竜（紫花）雪月花(覆輪花）春寒蘭の花芽。一条の誉(更紗花）浩徳の花(紅花）番外編。長生蘭(石斛)の金山金剛：葉の反対側に米粒大の花芽が確認できます季節の花。洋ランのリトルフェアリー・ゴールデンマリー　１０年前はミニだったのが最近はどう言う訳か４０㎝を超えて来ました(笑）未だ蕾が沢山見えるので最終的には１５輪以上咲きそうです月曜日から寒い日が続ており、週末には-1℃の予報になっています。春蘭の花芽はこの寒さから身を守るため糖分を蓄えながら元気に越冬してくれるでしょう。今冬の遮光解除は１２月ではなく従来通り元旦に戻すことにしました。