半年前に予約した図書館本、柚木裕子「風に立つ」を読みました。賞をとったわけでも〇〇賞候補作ということもなく、なぜ?予約したか不明でしたが、過去に本屋大賞第二位「盤上の向日葵」を読んだ記憶がよみがえり、少し期待しました。
以下、私が残した「読書メーター」の投稿文です。
全体を通して脚本的な書きぶりに感情移入できず、さらに家庭裁判所中間審判の終わり際で孝雄が語る唐突な逸話がこの小説の回収につながる大事な個所ですが、この状況でこの話しをするんかい、という非現実的展開。作者は、岩手県釜石市に生まれ、小学2~5年に盛岡市で過ごしたこともあり、チャグチャグ馬っこ、南部鉄器、岩手山、開運橋、お茶餅、昭和東北大凶作が紹介され(盛岡市に3年住んでいたので随所に懐かしさを感じた私ですが)ずばり、岩手PR作品でした。
昨日の歩数は3875歩、速歩は158歩で、弱スクワット系が165回でした。