昨年から往年のハードディスクが時々気まぐれに暴走するようになり、今年に入ってからは、うんともすんとも言わなくなったビデオレコーダー(東芝 VARDIA RD-S1004K)。
昨日、リビングのテレビラックから取り除き、「決心を固めるため」しばしそのわきに寄せて、放っておきました。
パソコンのファイルのゴミ箱みたいな感じです。すぐ廃棄するには残酷すぎるけど、いつまでもこの状態は良くない、一旦、ゴミ箱に仮置きしよう、みたいな。
10年以上の大切な録画をそれなりに時間をかけて編集していたので、DVDに焼き付けて半永久的に保存しようかと思っていた矢先でした。形あるものは必ずなくなるとは、ハードディスクがその最たるもの。突然やってくるんですね。
HDDの中身
朝ドラの最終回分を「てっぱん」(83)から「まんぷく」(99)まで。テニスの四大大会の総集編や錦織の試合等。紅白歌合戦を毎年20分に短縮編集したもの10年分。
東芝 VARDIA RD-S1004K
コンセントなどの接続コードを別の場所・・・「ガラクタ箱」に移動し、本体も玄関に移動・・・、すっかりサヨナラするモードになってからのこと。
心も落ち着き、自分なりのお別れの儀式は済んだものだからか、変な余裕がでてきて「もしかして」と思い、もう一度テレビ脇に戻し、コンセントを入れて、コントローラーをあちこち押してみたところ、なんと取り溜めた映像がしっかり映ったのです。
あるんですね。こういうこと。
「レナードの朝」のような一瞬の復活かもしれませんが、はれ物に触るようにして、おそるおそる、可能な限り、再生のみ楽しみたいと思います。
本日、10,044歩でした。