芥川賞、直木賞を読み終わったこともあり、箸休め的に以前予約していたこの「東電OL殺人事件」を読みました。私と同年代で本社が近隣ということもあり、その当時、親近感を持ってこの事件を眺めていました。昼はバリバリ働くエリート女性管理職、夜は毎晩きっちり4人と売春する闇を持った女性の半生。39歳の若さで客に殺されました。真犯人は捕まっていません。
以下は、読書メーターに投稿した255字感想文。
冤罪を受けたネパール人の無罪を信じて奔走したノンフィクション。検察と警察への怒りが原動力となり、詳細に(詳細すぎる?)描かれたネパール紀行や30回におよぶ公判記録が中心で、私はこのようにして彼を救った、という論文に見えました。家族の取材が許されなかったこともあり、東電初の女性総合職エリートの心の闇に触れる部分が最後の数ページ。ただし、日本を代表する精神科医斉藤学氏との対談はなるほどとうなずけました。タイトルは「冤罪-虐げられたネパール人」という内容でいいように思った私は、やはりダメ読者(笑)
東電OL殺人事件 (新潮文庫)
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※今朝10:00 胃の内視鏡検査を受診。船橋市の制度にのっとった格安検査(1,500円)だったこともあり、①喉経由、②セデーション(鎮静剤投与)無し、というこれまでにない形で実施。カメラを飲み込むときに、2度ほど咽(むせ)ましたが、太った看護師が背中をごしごしさすってくれたので、そっちが気になり、結果なんとか乗り切れました(笑)
医師は丁寧に、食道から胃、十二指腸と映像を見ながら私の消化器を評価してくれて、セデーション検査では得られない情報もあり、有意義でした。来年も同じ病院で同じ形式でやってみよう、と思えました。
結果は異状なし。
本日、10,697歩でした。