昨日、大阪中之島のフェスティバルホールにて、ウィーンフィルの来日公演(指揮者はトゥガン・ソヒエフ、ソリストはラン・ラン)を観賞してきました。


曲目はサン・サーンスのPfコンチェルト第二番とドボルザークの交響曲第8番(かつては「イギリス」という標題が付いていた曲ですね)でしたが、ラン・ランの演奏はやはり圧巻でした。流石世界でも人気の高いピアニストの一人だと思いました。素人でもその凄さが分かります。個人的には低音部のダイナミックさと超絶テクニック特に感動しました。かような演奏聴けてほんと貴重な機会でした。

二曲目のドボルザークは、実は大学時代のオーケストラサークルで演奏した曲(当時は一「アシ」でした。楽器はのだめちゃんの登場キャラクター、ポールと実質同じやつ)でしたので、大変懐かしく聴きました。曲自体は、メランコリックな聴かせるメロディも多いのですが、ちょっと可笑しなフレーズとかも多いためプレーヤーの立場では好き嫌いある曲という印象が当時からありました。


ですから、大変複雑な気持ちで聴いてました。いずれにしろ、bassoonの使い方がどうにも納得できない、つまりヘタな曲だと思いました。演者が一流であるほど、違和感をめちゃくちゃ感じてしまいました。あくまで個人的な感想ですが。(苦笑


ま、そうはいっても演奏は当然ながら、流石ウィーンフィル!としかいいようがなく、誠に素晴らしかったです。


ちな、アンコールについては、さすがウィーンフィルの真骨頂、ニューイヤーコンサートを聴いていると思うくらい、もう論外に素晴らしいとしかいえなかったです。(アンコール曲は、J.シュトラウス二世のトリッチ・トラッチ・ポルカ、雷鳴と稲妻でした)


たまには、「耳の癒し」もよいもんですよね。

最近公私に疲労溜まってばかりだったので、気持ち的には大変助かりました。かような感じで、少しでも精神安定に資するものあれば今後も活かしたいもんです。