2月に開催されたノスタルジック2Days。
画像はワクイ商会さんのブースで頂きました。
相変わらず素晴らしいセンスのリーフです。
今日から旧車のネタがいくつか続きますが
まずはワクイさんのロールスからスタート。
1988年ロールス・ロイス・コーニッシュⅡ。
‟コーニッシュ”はオープンカーの事で
英国では‟ドロップヘッドクーペ”と呼びます。
年齢を重ねるとこういった
‟クラシックエレガンス”が胸に刺さる。
フロントマスクと比べると
リヤヴューの意匠はとてもシンプル。
テールランプなんて全然ギラギラしていない。
走り去る時の‟消滅の美学”を表現するかのようです。
内装も簡素ですが素材に関しては
ハイエンドなものを贅沢に使用しています。
典型的な「地味派手」ってヤツだな。
この時代の高級車市場では
ベンツがロールスにタッチアップし始めます。
アウトバーンを超高速で走るという事は
時間を金で買うという意味もありまして
世の中が効率性を追求し始めた証だと思う。
当然ロールスは低迷を続け
遂にドイツ資本に買収されてしまう。
更に時代は変わり、多様化が一層進むと
皮肉な事にロールスの高級感が注目され始めているようで
中古車価格も堅調に推移しています。
コーニッシュのお値段は諭吉1,200枚也。
ワクイさんのブースからもう一台。
1979年ロールス・ロイスのカマルグです。
今迄カマルグは数台を目にした事がありますが
このボディカラーは始めてだなぁ~
例の‟バーガンディー”という色で
オヤジはこの色のネクタイが大好き。
英国車でないと絵にならない色合だと思う。
内装はコーニッシュ同様にシンプル。
モールの使い方に‟厭味”が無く
‟さりげなさ”すら感じます。
カマルグの最大の特徴は
言うまでもなくデザインでしょう。
実はピニンファリーナ”が手掛けています。
ピニンファリーナと言えばフェラーリのデザイン。
ただ、イギリスの高級車にイタリアのカロツェリア
というのも如何なものでしょうか?
個人的には好きですが賛否両論はあるみたい。
1975年から1986年まで製造されて
カマルグの販売台数は計526台だそうです。
こちらのカマルグのお値段は諭吉2,200枚。
‟好き者”には気になる個体だと思います。
カマルグはロールスの謂わば変化球。
そういえばオヤジの家にも
変化球のロールスが・・・・・・・
サンダーバードFAB1(ペネロープ号)。
子供の頃はロールスの高級感なんて分かりませんから
大好きだったサンダーバードに出てくる
ペネロープ号にカッコ良さを感じてました。
フロントのヘッドライトの造形が
カマルグに似ているような気もします。
ロールスを6輪車にしてしまうなんて
未来的な演出には効果大だと思う。
おお~っ・・・・
なかなか良いじゃありませんか!?
内部には運転手のパーカーと
後部座席のペネロープのフィギュアが居ます。
パーカーは当時の雰囲気が再現されていますが
残念ながらペネロープは模写が足りない。
実際のペネロープはこんな(↑)感じ。
如何にも国際救助隊の女性エージェントという出で立ちです。
実はペネロープにはモデルがあるという説が!
一人はシルビア・アンダーソンという
ペネロープの葺き替えをした女優さんです。
更にあの方もモデルの候補だとか・・・・・・
ブリジッド・バルドー。
こんなステキなエージェントなら
ハニートラップに掛かりたい!?
失礼しました。