霊巌洞:剣禅一如 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

3泊4日の九州旅行。

最後に訪れたのは熊本市の霊巌洞です。

好きな方はピ~ンと来るでしょう!?

そう!😁  あの宮本武蔵が

「五輪の書」を完成させた場所です。

 

霊巌洞は雲巌禅寺という

曹洞宗の寺院内にある洞窟の事。

 

上の画像は同じ寺の五百羅漢像です。

何だか意味深ですね・・・・・・🤔

 

 

霊巌洞は金峰山の西側に位置します。

この山はwikiによりますと

「阿蘇山が『火の国』熊本のシンボル的な存在として

広く知られているのに対し

金峰山は熊本市を象徴する山として

市民に親しまれている。」との事。

 

実は金峰山も大昔は火山で🌋

活動期は50~56万年程前だといいます。

上の地質図によりますと

霊巌洞の地質は玄武岩及び火砕流。😲

 

 

そしてこれ(↑)が武蔵が籠った霊巌洞。

 

 

火砕流が冷え固まった凝灰岩が

天井を覆います。

 

 

なんとも凄い迫力!!😲

 

 

洞内には岩戸観音が祀られる。🙏

 

 

中でも目を引くのは

洞窟中心部に横たわる巨石です。

日本には古来から「磐座信仰」があり

巨石に神秘性を感じるのは

日本人のDNAだと思いますが

宮本武蔵も同じ事を感じていたのか?🤔

 

 

それにしてもド迫力の凝灰岩です。😲

地球のスーパーパワーを象徴する

巨大な岩を前にすると

人間なんて微々たるものだと思ってしまう。

 

今回の旅行で火山活動の痕跡と

その中で続けられる

人間の営みを見てきましたが

やはり人は「考える葦」だと確信しました。🤔

 

キリスト教の予定説じゃないけれど

「信仰すれば救われる。」なんて考えは

飽くまでも人間のご都合主義で

仮に神が存在するとしても

神にとって個別の人間の救済って

取るに足らないものかもしれない。🙄

 

やはり全てを受け入れ

自然と同化するのが一番幸せなのかなぁ?

(文字にするのは簡単ですが・・・・)

 

九州旅行のネタはこれにておしまい。

 

 

大好きな武蔵の「枯木鳴鵙図」(こぼくめいげきず)