オートモビルカウンシル2023:懐かしい国産車 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

今年も開催されたオートモビルカウンシル。

幕張メッセ迄行ってきました。

旧車のイベントは多々あるけれど

オヤジはこのイベントが一番好きです。

理由はギャラリーが少ない事。😁

4/14(金)~4/16(日)の開催で

前売りチケットの料金は

14日6,500円、15日4,000円

そして16日は3,500円です。

 

安いに越した事は無いけれど

普通の値段だと混雑してしまう。

ちなみにオヤジは15日に見学しました。

 

 

午後2時くらいの会場の様子。

好き者は多少高くてもやって来ます。

 

 

ホンダのブースに

オヤジが生まれた年のクルマが!!😃

 

 

ホンダの四輪進出の先駆けとなったS360。

S360は試作のみで販売されなかったので

こちらはレプリカになります。

 

 

当時通産省が資本の自由化に備える為に

国内産業の合理化を画策していました。

つまり乱立する弱小メーカーを

再編によって整理しようというワケです。

普通乗用車の生産は

他社が続継する事が決まっており

ホンダに残された選択肢は

特殊なスポーツカーを生産する事でした。

 

 

しかし4輪車の販売実績がありませんから

ディーラー網なんてあろう筈もない。

仕方が無いのでバイクを販売する

自転車店が対応できるクルマ

つまり軽自動車を開発する事になります。

S360はそんな特殊事情から生まれました。

 

  

オモチャのようなS360を開発した10年後。

ホンダはCVCCエンジンで

世界の排ガス対策の先頭を走るようになる。

そしてアメリカのオハイオ工場で

乗用車の現地生産を始める事に!

凄いよなぁ、この時代は!!😲

 

今は全く元気がないね。🤮

 

 

お馴染みT360。

日本で初めて販売された

DOHCエンジン搭載の軽トラックです。

トラックにDOHCなんて

今の感覚だと笑っちゃうけれど

当時の切羽詰まった状況が

ひしひしと伝わります。

 

ベンチャースピリットの象徴とも言えるし

「何でもあり」とも言えそう。😁

 

 

お次はマツダのブース。

おおお~っ!これは懐かしい!!😍

1975年に発売されたコスモ・APです。

 

コスモスポーツの後継車ですが

何故かコンセプトは高級路線。

当然、コスモだから

ロータリー搭載モデルも用意されてました。

高級車とロータリーの組み合わせって

どうなんだろう?🤔

 

 

L字型のリアコンビネーションランプが

高級感を増幅してます。

特異な形をしたマフラーは排ガス対策か?

 

 

側面の造形も個性的。

中央部のサイドウィンドウは開閉します。

このクルマがデビューした時

オヤジは僅か12歳でしたが

デザインが秀逸だったのでよく覚えています。

確かに他のマツダ車と比べると

格上という雰囲気は持っていましたね。

 

 

コスモAPの販売に気を良くしたマツダ。

止めときゃいいのに、余計な事をしてしまう。

コスモLをラインナップに加えます。

これじゃあ、当時のアメ車のパクりですよね。

 

 

国産車の最後は日産のブース。

これも懐かしい初代シーマの展示です。

こちらはネットで話題になっている

女優の伊藤かずえさんのおクルマで

最近、日産がレストアを終えたばかり。

 

「CIMA」はスペイン語で「頂点」という意味。

新車価格が500万円越えのクルマでしたが

バブルという時代も手伝って

「シーマ現象」という言葉が生まれる程よく売れました。

 

 

クラウンのワイドボディ計画を受けて

突貫工事で開発された割には

良く出来たデザインだと思います。

wikiには

「デザインモチーフは京都 三千院の勢至菩薩・・・・」

と書かれていました。

確かに微妙な丸みを帯びたボディーラインに

‟癒し”的な要素を感じます。

三千院は何度か参拝しているので

記事のリンクを貼っておきます。

(あまり関係無いと思うけれど・・・)

 

 

シーマの設計統括は三坂泰彦という方で

確か営業畑出身だった筈。

三坂さんはセドリック/グロリアシリーズに

GT(グラン・ツーリズモ)をラインナップさせるという

かなり革新的な開発をされました。

シーマはその延長線上にあるのでしょう。

更に「シーマ」という車名

これがなかなか良かったと思う。🤔

「クラウン」という4音に対して

「シーマ」は実質2音で格式ばった部分が無く

ス~っと耳に響いてくる・・・・・😃

シンプルに徹したデザインが

車名の響きにマッチングしたのでしょう。

でもこれ以降の日産車線が・・・・🤮