奈良県桜井市を散策した後
明日香村にやってきました。
腹が減ったのでまずは腹ごしらえ。
一源庵というお蕎麦屋さんにお邪魔しました。
“小じんまり”としたお店で
民家一部屋分を客間にしているのみ。
4人掛けのテーブル×2と二人掛け×2
12人座れば満席になってしまう。
現に、時計の針が12:00を回らない内に満席になりました。
営業しているのは週に3日程らしい。
オーダーしたのは「あすか風流」。
ざる蕎麦と“とろろ”のセットです。
蕎麦は大好きなので、大盛をお願いしました。
恐らく、手打ちではないようです。
お味の方はそこそこイケてます。
ただ、独断と偏見ですが
関西の水は蕎麦には合わないのかも?
蕎麦の発祥地は関西だとの説もありますが
東国の蕎麦に馴染んできた人は
少々違和感を感じるのでは?
でも地元では人気店だと思う。
とろろも美味しかった。
蕎麦も去る事ながら
お店の主人の嗜好に興味深々です。
これ(↑)は鴨長明の方丈記の一説。
ゆく河の流れは絶えずして
しかも元の水の非ず
淀みに浮かぶ泡沫(うあたかた)は
且つ消え、且つ結びて
久しく留まりたるためしなし
世の中の人も棲家も
また、かくの如し
まさに蕎麦は「一期一会」ですね。
(オヤジの勝手な思い込み)
万葉集がお好きなようです。
ご馳走様でした。