大覚寺:仏説摩訶般若波羅蜜多心経 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

祇王寺の次は大覚寺に向かいました。

相変わらず這松が見事!(上の画像右側)

平安時代に嵯峨天皇の離宮であった大覚寺。

風格を感じます。

 

 

庫裏の前にも素晴らしい松が!

オヤジのような盆栽に疎い者でも

目を釘付けにしてしまう。

 

 

実を言いますと

大覚寺は華道嵯峨御琉の家元でもあります。

境内に隣接して

華道の学校が建てられていました。(↑)

これじゃ盆栽のセンスも良い訳だ。

 

 

中庭も抜群です。

 

やはり京都の庭園は凄い!

名園が目白押しですよね。

まるで植木屋さんのテーマパークみたい。

 

 

お公家さんの寺(門跡寺院)故

境内は回廊で結ばれています。

身分の高い人々は地下人(武士)と違って

直接地べたの上を歩いたりしないのかなぁ?

 

 

如何にも有名な絵師が手掛けたような襖絵。

関東周辺では、なかなかお目にかかれない。

門跡なんて京都だけですからね。

 

大覚寺と言えば「大覚寺統」。

南北朝の時代に「大覚寺統」と「持明院統」に

皇統が分裂したのは周知の事実。 

 

 

上の画像は巨大な大沢池。

秋になると

船を浮かべて月見の会が催されています。

もしも自分が船上で

月を愛でる事ができるならば・・・・

 

この世ば   我が世とぞ思う  望月の   

欠けたることも   無しと思えば

(藤原道長)

 

と、唄ってみたい。

 

あんまり趣味が良くないね。

 

                                    

今回の大覚寺参拝の目的は写経です。


弘仁9年(818年)

飢饉による疫病が蔓延し

嵯峨天皇が天下泰平を祈って

般若心経を写経したところ

疫病が収まったと伝わります。

それ以降

大覚寺は写経の根本道場といわれる事に。

 

般若心境は

どう考えても祈願するものでは無いと思う。

でも、係の方から「最後にお願い事を書いてください」と言われました。

仕方が無いので「家内安全」と記入。   

 

これは「宗教」ではなく

「おまじない」ではないのか?      

 

でも、写経は心が落ち着く。

 

色即是空!