桜デジイチ散歩道 | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

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昨日、デジカメを連れて千鳥ヶ淵を散歩して来ました。
散歩といっても、住んでる埼玉県所沢市から電車で1地時間以上はかかります。
千鳥ヶ淵は旧江戸城のお堀で、写真の建物は日本武道館です。
武道館の敷地は北の丸公園と呼ばれており、公園をぐるっと囲んでいるのが千鳥ヶ淵です。
 
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千鳥ヶ淵は東京のお花見スポットの中でも人気はナンバーワン。
桜なんてどこに咲いても“桜”なんですが、ここは桜が
お堀の水面に向かってが“たわんでいる”のが美しく見えるのかもしれませんね。
この日も沢山の花見客で、最寄駅の九段下(くだんした)は大混雑。
もっとも僕は早起きして、8時頃には現地に到着してました。
 
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ボート乗り場は営業時間前から長蛇の列です。
この時間、ボートを漕いでるカップルはかなりの“早起きさん”だと思います。
しかし。楽しそうですねぇ~♪
 
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満開の桜は、一種独特の雰囲気を持っていると思います。
春という希望や期待感に満ち溢れた季節に咲きますが、それとは反対の“死”のイメージを抱いてしまうんです。
特に、千鳥ヶ淵はそういうものを最も感じる場所で、近くに靖国神社や戦没者墓苑があり
日本武道館では毎年、全国戦没者追悼式が催されています。
 
戦時中に「同期の桜}という軍歌がありまして
「見事散りましょ、国の為」だとか「花の都の靖国神社」なんてフレーズがありましたね。
散る事、時には自殺行為まで美化してしまう日本人のDNAを桜に感じてしまいます。
 
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更に、桜にはある種の“狂気”も感じます。
満開の桜を見ていると、三島由紀夫や谷埼潤一郎の小説を思い出すんです。
一気に満開になり、散る時は“はらはら”と花びらを風に落として行く・・・・・・
同じバラ科の花でも、チューリップやバラの散り際とは対照的です。
「美しく散る」のが日本人の美学なのかもしれませんね。
 
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今年は桜の開花が早いなんて言われていましたが、蓋を開けると例年と大差無かったようです。
ところで、東京の桜の開花の基準となる標本木は靖国神社の桜です。
なんでまた、靖国なんでしょうか?気象庁でも良さそうなものなのに・・・・・・・・・
 
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「桜」と「死」と「狂気」・・・・・・・・・・・・・・