皆さまこんばんは。大阪市会議員の野上らんです。

 

先日、ホテルに置いて行かれる傘(主にビニール傘)や、スーツケースについてご相談をいただきました。

故意に置いて行かれるものがほとんどで、全てホテル実費での廃棄となっていることや、廃棄までの置き場所、SDGsの観点からも、どうにかできないものかとの内容でした。

 

実際に見に行くと、大量に置かれていたビニール傘。綺麗なものが多く、廃棄が本当にもったいないなと感じました。



北浜にある「ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜」の担当者の方とお話をさせていただき、できれば地域との連携や貢献に繋がればとの思いをお持ちでしたので、同じ大阪市中央区ですぐ近くにある「大阪府立中央高等学校」へお話をお持ちさせていただきました。

というのも、小学校などでは各学校で既に善意の傘が設置されており、また、ホテルでのビニール傘は65CMや70CMという大きめのものが多いので、大人と変わらない体格の高校生であれば傘を利用していただけるのではないかと思ったのです。

 

当初は善意の傘としてのご提案をさせていただきましたが、校長先生からは「善意の傘はもちろんですが、作品など授業の中でも使用させていただきたいので何本でも大歓迎です。」と嬉しいお返事をいただきました。

ご検討いただいた中央高等学校の校長先生を始め、教職員の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

そしてつい先日、ホテルから担当者の方のお車に傘を積み込み、一緒にお届けさせていただきました。



この本数で大体3~4か月ほどの量とのことです。

それでも、「今後もまた溜まりましたらぜひ引き取らせてください。傘を使ったアートはこれまでも提案はあったものの、学校の予算で購入となると厳しいものがあるので、本当に助かります。」とのお言葉をいただき、双方にとってwinwinで、とても嬉しく感じました。本来であれば捨てられてしまうはずのものを、こうした再利用に繋げることができるのは最高の形ですね。

 

作品が出来上がり次第に拝見もさせていただけるとのことで、心待ちにしております。

 

「ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜」様「大阪府立中央高等学校」様は、

今後も引き続き連携していかれるとのことでした。本当に素晴らしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

スーツケースについては、今回ホテルを私にご紹介くださった淀川区の佐竹議員が、同じ淀川区内のNPOさんへ働きかけ、留学生へのお渡しなどで利活用をご検討されるとのことでした。

 

また、大阪市中央区には多くのホテルがあり、別のホテルにもお尋ねしてみたところ、やはり傘やスーツケースは同様の課題があり廃棄されているとのことでした。

今回のケースのように、再利用に繋げることができればといいなと、引き続き取り組んでいきたいです。

別の地域でも、良いモデルになればとブログに書かせていただきました。

 

作品が出来上がりましたら、またこちらにも載せたいと思います!!

 

それでは。

 

大阪市会議員 野上らん