こんばんは。大阪市会議員の野上らんです。


先日参加させていただいた、中之島まつりでの「女性が議員になるためのアドバイス」で、改めて、女性議員についてぼんやりと考えていました。


これまでそんなに性別の括りは気にしていなかったのですが、ただ思い返してみると、やはり女性であるがための悩みってあるのかもしれない。と。


例えばですが、

私は2019年に当選させていただきましたが、そこから3年。当選後から、かれこれもう50通ほどになるかな?同じ方から定期的にお手紙が届きます。手渡しのときや、事務所のポストに投函されるときなど、色々です。内容は差出人のご意見で、特に卑猥な感じではありませんが、たまにふと、これは私が男性であってもこの方は同じことをするのかな?と考えたりもします。


先日は事務所に電話がありました。秘書さんが対応してくれましたが、「野上議員の生年月日や住所を知っていますよ。」という内容とのことでした。意図はわかりません。


SNSでは、


こんなコメントが来たり、電話が鳴ります。怖いなと感じたらすぐにブロックはしますが、


面識があった方でも、下着の色を質問されたり嫌な気持ちになったこともあります。これはやっぱり女性ならではかな、と思いますね。


行事にパンツスーツで参加したときには、「女性はスカートが正装だ。失礼だ。」とお叱りを受けました。ちなみに「ミニスカートで胸元の開いた」ものが好みで、それを着用してほしいとのことでした。これも私が女性でなければ言われなかったのかな、と思います。


思い出してみるとどんどん出るし、口に出すのも嫌なぐらいのものもあるし、正直まだまだあって言い出したらキリがないんですが、後に続いてくださる女性議員の方々が、少しでもセクハラ的な発言などなど、受けない環境づくりをどうにか作っておきたいなと思いますショボーン


具体的に、どうしていくのがいいんだろうか。女性議員の方は実際にセクハラやパワハラを体験したとき、どんなふうに対処しているんだろう。


こちらは鹿児島県内でのアンケート



半数以上の方がセクハラを受けたことがあるという結果も。


こちらは宮城県



男性もパワハラ被害などあるでしょうし、セクハラもないわけではないと思いますし、特に政治家だからという訳ではなく様々な職種において被害に悩まれてる方はいますよね。


社内や党内で声をあげても、揉み消されたり、むしろ立場が悪くなってしまう…なんてこともあるかもれませんし、それを恐れて声を上げることすら出来ない…ということだって考えられます。


対策としては、内部でのことであればパワハラ相談窓口みたいなところになってしまうのかな。日本維新の会でも作るというようなことも耳にしたような。


ただ政治家の場合は、有権者などからも被害が多いと聞きますし、対策が難しいですね。


こういった課題こそ、党派を超えてどんどん解決策を考えていきたいですね。


昨年の6月には、
女性の政治参加を促すため政党や国や自治体などに対して、セクハラやマタハラの防止に努めることなどを求める改正候補者男女均等法が衆議院本会議で全会一致で可決・成立しています。

改正法では、
「政党と政治団体、国や自治体に対してはセクハラや妊娠・出産を理由にした降格などのマタハラが女性の政治参加の妨げになっている可能性があるとして、これらを防ぐ取り組みに努めるよう求める。」

「女性の政治参加を促すため、政党と政治団体に対して選挙の候補者の選考方法を改善することを努力義務として求める。」

「政治活動と家庭の両立のため、男女問わず議員が育児や介護などを理由に議会を欠席できること」などが明記されています。

あんまり実感としては、ないというか改正されたからといってセクハラ対策の何かが変わった感じはしないかな。


今年の4月に内閣府が、議員への有権者や先輩議員によるハラスメント防止に向けて、全国の地方議員の被害体験を基に作成した動画をYouTubeで公開されていました。


実際に維新の議員さんやボランティアさんからは、選挙活動のときに暴行を受けたとの被害を聞くこともあり、私自身も、手渡したチラシを顔の前で破られることや、ぐしゃぐしゃにして捨てられる、持っているチラシを引っ張られる、腕を掴み揺さぶられる、都構想の活動のときは毎日のように色んな方から「死ね」と叫ばれたり、目の前で「クズ」「恥さらし」「死んでくれ」と言われました。


子どもを連れていても「議員なら俺たちの話を聞け」と複数の方から道をふさがれたり、自転車で信号待ちのときに後ろのチャイルドシートをペットボトルで殴られたり(これは警察に通報しました)


こちらも思い出せばキリがなく、でもほぼ全て我慢して終わってしまっているんですよね。変に慣れてしまうというか、慣れてしまってはダメなんですよね…。私たちもこんな経験当たり前だったからあなたたちも我慢しないさい、なんて思いませんし、これでは次の世代にもまた嫌な思いをさせてしまう。それはやっぱり良くないし、今後は適切な対応をしていこうと思います。

どんなに嫌いな政党や人物であっても、一線を越えてはいけないということ理解していただきたいとも思います。

そういう意味では、SNSでの誹謗中傷なども酷くなりましたね。限られた命、人生です。私は誰かを傷つける時間よりも、大切な人を笑顔にする時間の方がすごく有意義だと思う。

本当に、人生あっという間だから前向きに楽しく生きたいニコニコそれで次の世代にしっかりと良いものを残したい。

そんなわけで、睡魔も襲ってきたので明日からも頑張ろうおねがい

それでは、おやすみなさいませ。