雪菜という役は所謂「あてがき」である。
役の設定や経験自体は私自身とは
重ならない部分も多いが、
雪菜のなかに流れている哀しみや葛藤が
私のものと重なった。
そして、もがきながら進み
心から流血してることにも気づかずに
過ごし、血だらけになった20代。
自分自身にかけた呪いのようなもの。
そこから解放される雪菜を
自分と重ねた。
第一稿を読んだ時にはもう、
私のなかでは解放が始まっていた。
撮影では追体験して昇華させるのだ。
同じように20代を駆け抜けた
東京にいる、日本にいる、この世界にいる、
多くの同志に届いたらいいなと思った。
この世界にいる、たくさんの女性たちに。
※これは映画「TOKYO RED 鉛丹」について語る日記です。
映画「TOKYO RED 鉛丹」
脚本監督 #秋山純
出演
#蘭乃はな
#若林時英 #フェルナンデス直行 #吉田玲 #中井由梨子 #小林知史 #松谷鷹也
#加藤雅也
劇中歌 #山崎ハコ