舞台でも映画でも、
稽古期間、あるいはリハーサル期間や
事前準備の段階で、最善の状態に
仕上げていく。そう思っている。

しかし「練習」「シミュレーション」と
「本番」はまるで違う。
どんなに練習し、シミュレーションしても、
物理的状況、役者同士の空気感などによって
「本番」に起きる化学反応は
事前に準備できない。

秋山監督もよく、
「天気が晴れか曇りか雨かでも、
役者の芝居は変わってくる」と
仰っている。

舞台だと、本番で感じたことを
反映させられるのは、
何時間か後にある、その日の次のステージか
翌日になってしまう。

でも、映画だと「本番」で感じた
化学反応を次のテイクですぐに反映できるのだ
もちろん、無限にできるわけではない。

限られた回数の中で、瞬発的に、
感じたことを盛り込む。あるいは引き算する。
そしてまた化学反応が生まれる。
そんなスリリングな状況に
ワクワクしていた。




※これは映画「TOKYO RED 鉛丹」について語る日記です。


映画「TOKYO RED 鉛丹」

脚本監督 #秋山純

出演

#蘭乃はな 

#若林時英 #フェルナンデス直行 #吉田玲 #中井由梨子 #小林知史 #松谷鷹也

#加藤雅也

劇中歌 #山崎ハコ


https://www.tokyoredentan-movie.com/