映画『room09』の撮影は翌年1月に
延期された。仕切り直しだ。
しかし流行病から復帰した私のスケジュールは
そこそこハードだった。
1週間ほどで陰性を勝ち取ったが
後遺症の咳症状の完治は1ヶ月かかった。
治ったと思ったら2021年内は
3ヶ月間で5作品を掛け持っていた。
重なる時には重なる仕事なのだ。
いま思えば後遺症で短期記憶の
精度が低下していたのかもしれないが、
色んなことを並行していて頭の中が整理されず、
台詞もろくに頭に入らない。
こんな調子で年明けのroom09に適応できるのか
私にしては珍しく、当時稽古していた作品の
稽古場のお手洗いでさめざめと泣いたりもした。
が、切替えは早いタイプなので
次の瞬間には本番に向けて、
どう仕上げていくのかの逆算を始めている。
私はそんな所があるのだ。
きっと監督もわかっていたのであろう。
※これは映画「TOKYO RED 鉛丹」について語る日記です。
映画「TOKYO RED 鉛丹」
脚本監督 #秋山純
出演
#蘭乃はな
#若林時英 #フェルナンデス直行 #吉田玲 #中井由梨子 #小林知史 #松谷鷹也
#加藤雅也
劇中歌 #山崎ハコ