鶴岡の想い出②
ラーメンのあとには「藤沢周平記念館」へ。
まちキネスタッフ・齋藤さんが私の
インタビュー記事を読んでくださり、
藤沢ファンだと知ってくださっていた。
ありがとうございます。
いつものメンバーズも道連れに…
私が藤沢作品を好きになったキッカケ。
2005年に公開された映画『蝉しぐれ』を
翌年に観た。「ぴぴあ売布」の映画館で。
おそらく宝塚に入団した年だと思う。
染五郎(現:幸四郎)さんの剣の稽古のシーンと
木村佳乃さんが瞳にいっぱい涙を溜めた
カットが美しく、儚い物語に涙止まらず、
エンドロールが終わっても席から立てなかった。
翌週に、もう一度劇場に観に行った。
宝塚歌劇団でも同作が原作の
『若き日の唄は忘れじ』という作品があり
好きな芝居でもあったが、同じ作品だからこそ
映像美、というものが際立ったのかと思う。
そう、おそらく生まれて初めて
映像美を知った映画体験だった。
初の主演映画で鶴岡に伺い、
藤沢周平記念館を訪れることができ
感無量だった。
映画「TOKYO RED 鉛丹」
■鶴岡まちなかキネマ(山形県鶴岡市)
4月6日(土)〜12日(金)
◆上映スケジュール
4月11日(木) 20:05
4月12日(金) 20:05