Aプロを鑑賞してきました!
すっっっごく楽しかった!!!!
子供の時にアリーナ・コジョカルを初めて見たのも世界バレエフェスティバルだったのではないかと思うのだけど。あの時高いチケット代出して私とれーれを連れて行ってくれた母、グッジョブ。
世界を代表するダンサー達が集結するバレエの祭典。今回の演目は芝居的な場面、コンテンポラリー、古典のパドドゥとバリエーションに富んでいて、オーバーチュアで映像を使いながら当日のプログラム紹介をする演出がすごくワクワクしました。
はぁ、オーケストラの生演奏!最高。
最近ずっとダニールシムキンのインスタをチェックしていたので生シムキンが一番のお目当てでした。筋肉が柔らかくてガラス細工のような繊細さにため息でした。永遠の少年だ…
ドリアングレイとか似合うんだろうなぁ。
Bプロの菅井円加さんとのパドドゥも見たいよ〜
アレッサンドラ・フェリはコンテンポラリーでの瑞々しさと美しい肢体が眩しかった…動きの一つ一つにドラマがあって、存在に感動しました。
そしてザハロワの白鳥!!気高くて美しくて。
羽の動きが…本当に白鳥が人間に変身したようでした。Aプロのみの出演なので、この目で見られてよかった。
菅井さん出演のジョン・ノイマイヤー作品を観られたのも嬉しかったです。私なんぞがバレエを語るのは大変烏滸がましいですが、ハンブルグバレエ団のダンサーさんはポアントからドゥミまでの過程がとりわけ美しく、それが作品の密度にも繋がっているように感じます。
毎回肉体から生み出される芸術に感動するのです。
ジル・ロマンも格好良かったなぁ。上下グレーのパジャマみたいな衣装なのに(笑)それが踊りと肉体と存在の素晴らしさを際立たせていて…
秋の来日公演も観に行きたいけど、スケジュール的に難しいかなぁ。Blu-ray買おうかな。
そして海賊はやはり盛り上がる!!ポルーニンのような「世界中の女たち俺に惚れろ」みたいなナルシスみが溢れた踊りも大好物なのだけど、今回のキムキミンみたいな健康的で溌剌としたキャラクターも爽快で素敵でした!
バレエをする為の骨格に恵まれ、惜しみない努力を重ねた、神に選ばれたようなバレエダンサー達は、存在そのものが芸術で、彼らが生み出すアートの空間と時間に心が浄化されました。
途中で今年亡くなられたカルラ・フラッチとパトリック・デュポンへの追悼ビデオシーンもあり、映像なのに手拍子と拍手が巻き起こる(笑)
デュポンのサービス精神と、オーディエンスの彼への愛に涙が出てしまいました。
ご冥福をお祈りします。
次の世界バレエフェスティバルは3年後だけど、その頃にはまた以前のような世の中に戻っているといいなぁと思います。