はぁ…今も思い出しただけで涙が出る…

延長戦そしてPK戦までもつれ込んでニュージーランドに勝利したU24日本代表。もう75分以降は掌に爪が食い込むんじゃないかってくらい身体に力が入ってしまって、このメンバーのサッカーをもう見られなくなるなんて考えたくなくて負けてほしくなくて、涙をこらえながら観戦してました。


川口能活GKコーチに「ヒーローになってこい」と言われ、PK戦で2本防いで本当にヒーローになった谷選手。


酒井選手がイエローカードの累積により出場停止となったことで初先発の出番が回ってきて、ハートのこもったプレーを見せてくれた橋岡選手。


PKを蹴った中山選手と板倉選手は2017年にこのチームが発足してからずっと召集メンバーで中心だった二人。キャプテンシーというものは特別に"持っている人"の中でも、長いスパンで大きく成長していくものなのだと、彼らの責任感と勇気をもって知る事ができました。


そして、その道を歩み続けてきた、吉田麻也選手。若い時は血気盛んな所もあり心配しながら見ていました(笑)でも努力家で知性に溢れ、オランダや英国、今はイタリアでの経験をかけ合わせた素晴らしい選手になられて…10年以上、応援してきた世代の選手をこうしてまたオリンピックで応援できるって、なんて幸せなんだろうと思います。人生を賭けてサッカーをしてくれて本当にありがとう、と伝えたいです。まだまだ見せてくれますね!!


一番プレッシャーがかかるであろうPKの一番手を自ら志願した上田綺世選手。去年鹿島アントラーズで大ブレイクしましたが、法政大時代から他の選手にはないメンタリティを持っている選手。コパアメリカなどA代表でも苦労していた時期もあるけれど、昨日しっかり彼の強靭な精神力を再確認できました。



「守備陣に迷惑をかけてしまった」と言う攻撃陣の選手たちだって、本当にすごいと思います。90分フル出場するだけでも大変なのに延長戦の中でも走り続けてプレスをかけ続け裏を狙い続けた。

そして日本を徹底的に分析して対応してきたニュージーランド。攻撃の起点となる田中碧選手をマンマークして、久保選手がボールを持ったら複数人で囲みに行く、中央のパスコースを狭めて塞ぐ。守備デザインが徹底されてました。


そして正直に言うと昨日の日本代表は全体的に疲れを感じました。誰が、とかではなく、各人が少しずつ感じてる脳と肉体の疲れがパスのずれや判断の鈍りを与えていたのではないかと思います。
試合の時間帯も、ずっと8時台だったのが6時台だった、という事も少しは関係があると思います。
どんなに優秀なトレーナーさんがついていても、みんな人間だから、そういう日もある。
だから、昨日は負けなくて本当によかった。


そういう極限の状態の中で、相手に徹底的に対策された中でも、負けなかった、というのがやっぱり強い証拠なんだと思います。


ただ、もっと正直なことを言うと、5バックで引いた相手をどう崩すのか、と言うことは日本代表チームの長年の課題でもあると思います。でもペップシティだって5バックのトゥヘルチェルシーを崩せなかったわけだから(5バックという陣形だからって全てが同じとも言い切れませんが)、やっぱり難しいことなんだと思う。
選手の個人個人を見たら日本の方が強いと思われたのに、ニュージーランドに120分間苦しめられ時に脅かされた。
だからフットボールって面白くもあるんだと思います。


次の準決勝はスペインと。
スペインは引いて守るチームではない、ボールを保持してパス回しをして崩しにかかってくるチームです。しかもクオリティの高い選手も多い。
でも、日本だって負けてません。金メダルを取れるチームだと思ってます。
こうやってブログを書いていても熱い思いが込み上げてくる、本当に良いチームです。
吉田選手がPKを決めた後に谷選手のもとへ寄って行き、更に後方から皆が走ってきて歓喜の輪が広がっていく…あの場面の映像や写真を見ると、やっぱり込み上げてきます。
本当にお互いをリスペクトし思い合っている、素晴らしい選手たちが集合しています。仲が良くて緊張感もあるチームなので、しっかり疲労回復して次の試合もカッコいい姿を見せてくれると思ってます!!


準決勝スペイン戦は
8月3日 20時 キックオフです。


私は多分前半は見られないのですが、NHKの公式サイトでしっかり追いかけ観戦して応援したいと思います!!




試合後、応援して疲れ果てた姿(笑)

髪ボサボサだね。勝って良かった。