今日は『ル・シッド』を観劇してきました!
写真の中のポスターでわかるように宝塚のOGの方が沢山、そして5月に『踊る!埼玉』でご一緒した井上希美さんもご出演でした。


お稽古期間前に会った方々が「ガチガチの古典で、すごく難しそうな作品なの〜」と口を揃えて話していて。
とはいえ数々の修羅場を乗り越えてきた人達なので(笑)、またまた〜と言いながら本番を観るのを楽しみにしていましたが、公演の素晴らしさは想像以上のものでした!!


宝塚で古典的な作品といえば『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』などがありますが、今日私が観たものは宝塚のどれとも違う、ガチガチの古典演劇でした。


必要以上の抑揚や間は省いて、台詞の言葉一つ一つを聞かせる…というような、ある一つの演劇メソッドの中で全員が戯曲に取り組んで物語を運び、集結していく、志の高さがお芝居になって現れているような時間と空間でした。


"ベルばらメソッド"で育ってきた同朋たちは苦労したのではないかな、と想像します。これまで培ってきた技術を一時的にでも捨てて、新しいものを習得するということは勇気も努力も必要なことです。でも、このような作品と出会えるということが同じ役者として羨ましくも思いました!!


それを成し遂げた上で、持ち前の所作や姿の美しさという良い部分はそのままに、『ル・シッド』をの世界が完成されていて、とても楽しくて甘美で力強くて、とっても見応えがありました。


以前Diamond Dogs さんの舞台でご一緒したTAKAちゃんのピアノ演奏も素敵にお芝居を盛り上げていました。ピアノにも泣かされました。


コロナ禍でなかなか人に会えないですが、少なくとも出演者の方々の元気な顔を見ることができたのも、すごく嬉しかったです。


公演は明日までですが無事に皆様が千秋楽を迎えられますように祈っています。


最後に、
私の同級生の麻央さん顔小さすぎ。
私の同期の貴澄さん脚長くて綺麗すぎ。

以上です。