王様のブランチで羽田圭介さんの新作「ファントム」を紹介していた。
本人登場で、「お、面白そう」と思ったので、読んでみようと思ったが、先に芥川賞を獲った「スクラップ アンド ビルド」を読んでみようと思った。
ネットレビューだと「挫折しながら成長する孫と、娘にいびられながら心身ともに衰弱し、死へ憧れ生へ執着する老境の祖父の対比」とか「介護問題について考えさせられる」みたいなことを言われているが、俺の感想は真逆。
そんな何の変哲もないエッセイ風小説が芥川賞を獲るわけないわけだ。

この本、本の中で正解を言っていない。

気付くことで「ああ!そうか!」となる本だ。
そして、2度目を読むとまるでホラーの様に怖い。
そりゃ芥川賞獲りますわ。
「ファントム」も楽しみだ。


正解は内緒。
言うのは「野暮」ってもんでしょう。