5月3日 山菜採り | Do It Yourself!

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自作品の写真や日々感じたことを日記のつもりで書いてます

連休のこの時期は山菜採りに行くのが恒例になっている。

例年なら林床の日陰には所々雪が残っているはずなのだが、今年は少雪も影響して雪解けも早く気温も高く雪は既に完全に解けていた。
その為植物達の成長がいつもより早く、収穫できないものもあった。

ウドも後半、大きくなりすぎてしまっているものは上部の柔らかい所をいただく

ミツバアケビ(木の芽と呼んでいる)は新芽は柔らかく例年通りに採れた。試しに生のままかじってみる…あれ?いつもこんなだったかな?なんだかいつまでも口に残る渋さ、この感じは甘いアケビを食べて調子にのって種までかじった時に近い、物凄い苦味を感じた。
ゼンマイは来年の為にも芽を残して採る。
毎年のメインだったゼンマイは全体的に開ききっているものが多く、割とその後から現れてくるワラビの方が多く採れた。
ベテランのお母さんの手作りエプロン兼山菜袋。これに溜まりすぎるとリュックへ移す

クサソテツ(コゴミ、コゴメ等とも呼ばれている)は雪解け後のフキノトウに続けて最初に現れる山菜だ。今回は腰の高さまで既に伸びており時期を逸してとても食べられるようなものではなかった。ここまで大きいコゴメの林を掻き分けて歩く事など初めての経験だ。




初めてと言えばもう一つ、時折重低音のバイクが遠くでなっているようなグルグル、ボボボ、川底で大きな石が転がるような聞き慣れない音が同じ方向から聞こえてきた。ヤバい、これって熊の音かも!?そっちの方向へはいかないほうがいい!と周知したものの、ベテランたちはよく聞く音だ、むこうが居なくなるよ、と変わらずに夢中になって採っている。大して事の重要性に気がついていないように思えた。熊は子供がいると物凄い荒くなる。最近車に体当りして逃げても走って追ってくる母親熊の映像を見たばかり、万が一でも遭遇してはならない。
ここにいないで何処にいるのか?というくらいのかなりの山の奥。祈りながら事なきをえた。

林の中を覗いて見ると…沢山のゼンマイがコゴメの木漏れ日を受けてニョキニョキ腰より高いコゴメの上を行こうと競い合っていた。

クロモジの葉をペットボトルの水に入れてお茶にすると暑い中の爽やかな清涼飲料になってくれる。

山菜は採っておしまいではない、この後処理が大変なのだ。
が、しかし私も忙しい。ここは繊細で器用な女性陣に任せ写真をパチリッ。いただく時を楽しみにニコニコと帰路についた。帰って畑の草刈りと、
サルナシドームにするべくツルを誘引した。
こんなに早い時期の草刈も初めてだ。今年は雪も早々消え水不足が心配だ…